KUDAN Project

真夜中の弥次さん喜多さん
2013年三重・東京ツアー

KUDAN Project

『真夜中の弥次さん喜多さん』2013


原作:しりあがり寿
脚本・演出:天野天街
出演:小熊ヒデジ&寺十吾

★三重公演:9月21日・22日@三重県文化会館小ホール
★東京公演:9月27日〜10月6日@こまばアゴラ劇場

★公演前のつぶやきをまとめました!⇒Tgetter

《日本演劇界の至宝》、《小劇場演劇のひとつの到達点》
とまで評された名古屋発・驚愕の二人芝居、
2013年秋、三重(初)・東京(約10年振り)に上陸!

※全日程終了しました。ありがとうございました!


イラスト:しりあがり寿 デザイン:アマノテンガイ

KUDAN Projectは発足以来、国内はもとより、アジア各都市での上演を続けてまいりました。今回上演する『真夜中の弥次さん喜多さん』は、2002年名古屋初演、その後、東京、大阪、北九州、北京、ハルピン、重慶、マニラ、クアラルンプールなどで上演し、まったく新しい演劇体験として国内外で絶賛されました。2007年には新作製作のため一旦最終公演を行いましたが、数多くの熱烈なる再演希望の声に応え、2011年、名古屋で再始動、2013年秋には初の三重公演と、約10年振りの東京公演を行います。

★REVIEW/ネタバレご注意。
⇒『ヨミカエルヤジキタ』(ウニタモミイチ)
⇒『真夜中の弥次さん喜多さん』(三上その子)
⇒しのぶの演劇レビュー

★公演前のつぶやきをまとめました⇒Tgetter
★三重公演感想まとめ⇒Tgetter
★東京公演感想まとめ1⇒Tgetter
★東京公演感想まとめ2⇒Tgetter

※『真夜中の弥次さん喜多さん』上演時間は、約1時間40分を予定しています。

◆『真夜中の弥次さん喜多さん』

上演作品『真夜中の弥次さん喜多さん』は、しりあがり寿氏の同名漫画作品を原作とした二人芝居です。日本の代表的な古典文学「東海道中膝栗毛」を題材とし、漫画家のしりあがり氏はこれを、“過去と未来”、“生と死”、“現実と幻想”を始めとする、あらゆる二項対立の間を漂う壮大な旅物語として描き、1996年から2002年まで長期に渡る雑誌連載を続けました。2001年には同作品で「手塚治虫文化賞優秀賞を受賞し、また、2005年には宮藤官九郎氏監督により映画化されています。

KUDAN Projectによる二人芝居『真夜中の弥次さん喜多さん』は、映画に先がける2002年に国内初演されました。上演時には、漫画と演劇という異なるジャンルの大きな才能の出会いとして話題を呼び、上演後は、全く新しい演劇体験として驚きと共に絶賛され、その年のベストプレイ候補に数多く推挙されました。

翌2003年には中国三都市連続公演を、2006年にはマニラ、クアラルンプール公演を実施し、その斬新な演出方法と驚異的なスタッフワーク、高い技量の演技は各都市で喝采を浴び、アジア演劇界に大きな衝撃を与えました。

幾度も再演を重ね、さらに完成度を高めた『真夜中の弥次さん喜多さん』は、《演劇の一つの到達点》、《日本演劇界の至宝》とまで評され、その評価を不動のものとしています。現代日本演劇の傑作と名高い『真夜中の弥次さん喜多さん』は、演劇界だけにとどまらず、各界からの熱烈な支持を受けており、今回は4年ぶり、満を持しての再演となります。

◆ものがたり

弥次と喜多は、この世の“リアル”を求めて江戸を出発し、お伊勢参りへと旅立つ。とある宿にたどり着いた二人は、雨で足止めをくらう。幾日も降りしきる雨の中、そこは次第に行く当ての無い想念で満たされ、二人は“夢”と“現(うつつ)”の狭間を揺れ動く。もはや江戸を出発したのかどうかでさえ定かではなくなり、幻想的な時間と空間が交錯し、二人の悪夢がユーモラスで不条理に展開していく。

◆脳が溶けそうな悪夢をそのまま快感として提示する、とんでもない二人芝居

多くの人物が登場するしりあがり氏の作品を、これ以上ないほどにシンプルなストーリーと、たった二人の登場人物により舞台化した天野は、しりあがり氏と天野に共通のモチーフである〈生と死〉、〈現実と幻想〉という根源的なテーマを内包させつつ、随所にユーモアやアクションを交え、得意の「時間のコラージュと因果律の逆転」や「言葉と音の意味の関係の無化・変換・再構築」を繰り返すことにより、観る者の現実感を崩壊させ、“脳が溶けそうな悪夢”をそのまま“快感”として提示して見せます。また、ビジュアル性に溢れる舞台と映像とのコラボレーションは、観客を“夢”の世界へと誘い、照明・音響・小道具等のスピーディ且つ予想外な展開は、観る者を最後まで飽きさせず、高い技量の演技と先鋭的で緻密な演出により構築された劇世界は、二人芝居の概念を払拭し、ラストシーンは新しい旅立ちの予感と共に、忘れがたい余韻を残して終わります


■三重公演/会場:三重県文化会館小ホール

主催:三重県文化会館

【日程】

 9/21(土)9/22(日)
14:00  ●  ●
18:00  ★ 

★9月21日(土)18時の回終演後、アフタートーク有り
★出演/天野天街+小熊ヒデジ+寺十吾

【料金】(日時指定・整理番号付・全自由席)
◎一般前売:3,000円(当日3,500円)
◎大学生以下:1,500円(当日2,000円)

【チケット取扱い】発売中!
三重県文化会館エムズネット(チケットカウンターTel:059-233-1122)
チケットぴあ(Pコード:430-809、Tel:0570-02-9999)
KUDAN Projectでの予約(当日精算券)取り扱いは、9月1日10時からになります。

会場⇒三重県文化会館小ホール
8月31日までにチケットご購入の方には、他では手に入らない、素敵な弥次喜多オリジナルステッカーをプレゼント!レアです!(※プレゼントグッズは、当日、受付にてお渡しいたします)


■東京公演/会場:こまばアゴラ劇場

提携:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場

【日程】

 9/27(金)9/28(土)9/29(日)9/30(月)10/1(火)10/2(水)10/3(木)10/4(金)10/5(土)10/6(日)
14:00   ○  ○   休   ★   ●  ●
18:30   ☆    演     ● 
19:30  ☆    ☆   日  ★  ●  ●  

☆★印の回終演後、アフタートーク有り。
☆○印の回は、前半割料金でお得です。

【料金】(日時指定・整理番号付・全自由席)
○☆前半割(9/27〜9/30)一般前売:3,200円(当日3,500円)
●★通常料金(10/1〜10/6)一般前売:3,500円(当日3,800円)
◎大学生以下:2,500円(前売当日共/前半割はありません)

【チケット取扱い】発売中!
イープラス
ファミリーマート(ファミポート)
KUDAN Projectでの予約(当日精算券)取り扱いは、9月1日10時からになります。
◎東京公演のご入場順は、1.イープラス先行販売→2.アゴラ劇場支援会員チケット→3.イープラス一般販売とKUDAN Projectでのご予約の方が交互→4.当日券、の順となります。

【アフタートーク】
9/27(金)19:30の回/出演:天野天街、小熊ヒデジ、寺十吾 
9/28(土)18:30の回/ゲスト:岩井秀人(ハイバイ)
9/30(月)19:30の回/ゲスト:松井周(サンプル)
10/2(水)19:30の回/ゲスト:しりあがり寿
10/3(木)14:00の回/ゲスト:柴幸男(ままごと)

会場⇒こまばアゴラ劇場
8月31日までにチケットご購入の方には、他では手に入らない、素敵な弥次喜多オリジナルステッカーをプレゼント!レアです!(プレゼントグッズは、当日、受付にてお渡しいたします)

『真夜中の弥次さん喜多さん』公演履歴

年・月都市会場備考
2002年7月名古屋公演七ッ寺共同スタジオ 
2002年7月東京公演シアター・グリーン 
2003年5月名古屋公演七ッ寺共同スタジオ 
2003年10月北京(中国)公演北兵馬司劇場中国3都市連続公演→3都市共通チラシ画像
2003年10月ハルピン(中国)公演山中劇場(省京劇院)中国3都市連続公演
2003年10月重慶(重慶)公演重慶美視電影学院・小劇場中国3都市連続公演
2004年1月東京公演シアター・グリーンクローズドイベント 特別アンコール公演
2004年11月北九州公演北九州芸術劇場北九州演劇祭コンペティション部門選定公演
2005年3月大阪公演精華小劇場精華演劇祭オープニング2参加公演
2005年3月名古屋公演名古屋市西文化小劇場名古屋親子センター舞台芸術鑑賞会実施
2006年10月マニラ(フィリピン)公演Francisco Romulo Hallツアー日誌
2006年11月クアラルンプール(マレーシア)公演Kuala Lumpur Performing Arts Centreツアー日誌
2007年1月名古屋七ツ寺共同スタジオ 
2011年4月名古屋七ツ寺共同スタジオ 

■LINKS(レビューなど/ネタバレ注意)

⇒『ヨミカエルヤジキタ』(ウニタモミイチ)
⇒『真夜中の弥次さん喜多さん』(三上その子)
⇒しのぶの演劇レビュー 高野しのぶさんの演劇レビュー。
⇒TRESURE HUNTING REPORT 大河内浩さんの観劇レポート。
⇒ぴなのほめぱげ ぴなさんのレビュー。
⇒えんげきのページ 2002年えんぺ大賞2002。次点でした。
⇒中国公演情報掲載サイト 2003年に行った中国ツアーの情報、劇評などを掲載した中国のサイト。中国語です。ネタバレ舞台写真あります。これから舞台を観る方は、絶対見ない方がいいです。
⇒Theater Cafe Diary 小雪さんの観劇日記。

⇒ほーい!さるやまハゲの助 しりあがり寿さんのオフィシャルHP。
⇒手塚治虫文化賞 しりあがり寿さんが『弥次喜多in Deep』で第5回優秀賞を受賞。
⇒少年王者舘公式 天野天街が主宰する少年王者舘のHP。
⇒てんぷくプロ 喜多さん役の小熊ヒデジが所属する劇団のHP。
⇒tsumazuki no ishi 弥次さん役の寺十吾が主宰する劇団のHP。
⇒名古屋演劇教室 小熊ヒデジが代表の団体。

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