こらない

2004-05-11 (火)

2004-05-10:天皇と鈴木京香さま

鈴木京香之真命天子蘭陵之神優

月曜日。

今日は天皇がうちに来るという。
もうちょっと正確にいうと、天皇がうちの前を通る、です。
そういうわけで、昨晩からゴミ撤去や駐車車両の移動がされていたらしい。
朝10時に通るということでちょっと楽しみにしていたのだけど、直前にスピーカーを付けた車が「延期となりましたー」と叫びながら通っていきました。
なーんだ。

地下鉄の吊り広告で『Grazia』という雑誌の特集が京香さま(鈴木京香さん)だと知り、キャアキャア言っていたらサフさんが買ってきてくれた。
京香さまは、アタシが現在唯一「さま」付けで呼んでいるお方。

『Grazia』というのは次の号で通算100号を迎える「大人の女」向けの雑誌で、

100号を通過地点に、ますます強気で「35歳からが女は本物!」を提案していきますので、乞うご期待!

といったものらしい。

「鈴木京香のA to Z」と銘打たれた京香さまの特集は全60ページに渡っていて、その名の通りAからZまでそれぞれを頭文字とするキーワード計26個が上げられていた。

「私の本棚」で最初に挙げられていたのがユルスナール、須賀敦子、そして『吉本ばなな自選選集 オカルト』。
中学時代は三島と森茉莉に夢中だったらしい。

旅が好きらしく、

ヨーロッパ旅行の滞在先を何度、澁澤龍彦の随筆の中から決めたことか。

だとか(挙げられていた本は『マドンナの真珠』)。
あと『毒物 / サガン』、『百頭女 / マックス・エルンスト(巌谷國士訳)』、『猫と庄造と二人のをんな / 谷崎潤一郎』などなど(古書好きらしい)。
ちなみに母の愛読書は『暮らしの手帖』。

パウルクレーがめちゃくちゃ好きとのことで、スイスの首都ベルンの州立美術館(クレーの絵がたくさんあるらしい)への旅の様子も。
その延長で、京香さまによる谷川俊太郎さんへのインタビューも収録。
他には、トゥオンブリー、リヒター、オン・カワラ、ロスコ、マグリット、グルスキー、そしてブランクーシなんて名前が挙っていました。
ちなみに、2005年6月20日にレンツォ・ピアノという建築家の手によるパウル・クレー・センターがオープンするとのこと(スイスに)。

というわけで、本日は京香さまを堪能させていただきました。

2004-05-11 (火) UP

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