こらない

2004-05-17 (月)

2004-05-16:親類会とエコール・クリオロ

日曜日。

親類がベルギーに異動になったらしく、まもなく出発するその人の壮行会(?)のような形で、東京在住の親類一同が会することに。
場所は日本テレビ他の高層ビルが立ち並ぶ汐留のビルの41階の和食の店。

軽い自己紹介などしつつ歓談しているうちに、集まった人々の肩書きが明らかに。
なんとかかんとか省でEUとかがどうこうという人、大手ゼネコンであそこの国で発電所がどうこうという人、うんたら国際基金でどこかの国の誰がどうのという人、なんとか石油のあれがそれの人、女子アナウンサー。
どの団体も大なり小なり普段心の中で批判対象に挙げているようなところばかりで、こうして個人として会ってしまうとなんとも腰が落ち着かなかった。

夕方、お友達から、
「今、名古屋からケーキ研究してる友達が来てて、今からケーキ買いに行くんだけど、一緒に行く?」
とお誘いを受け、「行く行くー」とお邪魔することに。
行った場所は、千川駅という駅の近くにあるエコール・クリオロというお店。
ニナのケーキワールド:エコール・クリオロによれば、

フランス人の有名シェフ、サントス・アントワーヌの店。世界的なコンクールで数々の優勝経験もある。一つのお菓子で違った食感を楽しめるのが特徴。特にチョコレートは「ヴァローナ」で技術指導を行っていたこともありおすすめ。

という店らしい。
店にはそのサントス・アントワーヌさんの書いた『お菓子づくりでまよったら』という本も置いてあり、一緒に行った人によると「これの通りに作れば、そこらのヘボいケーキ屋のケーキよりうんと美味しいケーキができる」らしい。
材料も「どこのどれ」という形で細かく記してあるらしく、うー、こんなものにハマッたらたいへんだ…。
パラパラとページをめくると、「こうなってしまったら失敗です」と写真付きで失敗例が載っていて、便利そうな本だった。

イチゴのロールケーキとチョコケーキ、それからラズベリーのドーム型のケーキ(だったかな?)の3つを買って保冷袋に入れてもらって、「マニュアル・オブ・エラーズへも行きたい」ということで高円寺へ。
マニュエラへ来るの、10年ぶりくらいかしら(10年前にもあった?)。
何も買わないつもりだったのだけど、ついCD『l'acre hymne aerait Rome / LOOK DE BOUK』を購入。
帯によると、

今まではアナログのみでのリリースとなっていた本作のCD盤がついにリリース!
ルク・ド・ブクの最高の脱力ポップ。

らしい(販売元はNovel Cell Poem****)。

マニュエラから今度は荻窪ひなぎくへ移動。
お店のゴトウさんに、先日の知久さんのソロライブの様子を聞く。
「もう、ほんとにほんとにほんとに、良かったんです」

閉店時間となったひなぎくを出て帰宅。
さっそく今日買ったケーキを食べる。
ん? うーん…。
保冷剤+保冷袋とはいえ、時間が経ちすぎたかしら?
でも、どうだろう、うーん。
パクッと一口食べただけで感動を巻き起こしたニトベイナゾウのケーキというのはやはりすごい!と再確認してしまった。

ちなみに、今日一緒に行動していた「あちこちのケーキを食べ歩いている人」のおすすめは、八王子のア・ポワンという店らしく、
「シュークリームがね…もう……」
「メロンを使ったショートケーキがあるんだけど、これが…もう…」
と言葉にならない感動を表情で表現してくれてました。
そんなに美味いのか!
食いたい!

あ、ニトベイナゾウじゃなくてイナムラショウゾウだった。

2004-05-17 (月) UP

コメント