こらない

2005-03-05 (土)

本『話を聞かない男、地図が読めない女』

『話を聞かない男、地図が読めない女』を半分くらいまで読んだ。
ハードカバーが出たのが2000年、文庫が出てのが2002年。
そんな前の大ベストセラー(ですよね?)に今さら食いつくのもどうかと思うけど、これがすこぶる面白い。

男女(機会)均等だと言ってるけど男と女はそもそも違うんだ、なんてことは重々分かってるんだけど、こうやっていろんな事例が並べられていると痛快。
タイトルが『話を聞かない男、地図が読めない女』になっているけど、半分まで読んだ感じでいうと『一度にひとつしかできない男、地図が読めない女』といった感じ。

アタシもご多分にもれず、一度にひとつしかできない。
代表例はこの本でも何度か出てくる「電話で話す際にテレビの音量を下げる」だ。
下げるどころか、切ってしまう。
テレビの音がしてると、その音がじゃまで電話で話せないのだ。
下手すると、キッチンで米を研いでる音がするだけで「え?何?もう1回言って」が増えることになる。
今はハードディスクビデオなる便利なものがあるので、テレビを見ている時に電話が鳴ったら、すかさず録画ボタンだ。

いつだかに読んだ『モモ / ミヒャエル・エンデ』のモモの「人の話を聞く才能」ってのに憧れて、以来ちゃんと人の話を聞こうという気持ちが強い。
そんなアタシでさえ、やはり女性と会話していると「それをどう解決するか」「どう巧くアドバイスするか」という思考回路になっている(ということは全然モモを参考にしてないじゃないか…)。

でもまあ、おしゃべりは好きな方だ、と思う。
けど、やはり買い物はだめだ、…ということに最近気がついた。
サフさんに限らず、女性と一緒に女性の服の店に入ることはたびたびある。
ひとりではなかなか入れないところなので、いろいろ興味深い。
と思って、いろいろ見る。
この本に「男性がショッピングに付き合える時間は20分」と具体的な数字が出ていたけど、確かにそうだ。
ゆっくりじっくり一通り見ることはできる。
けどそのじっくり見たやつをもう一度見るということは、できない。
けどねー、女性ってばほんとあーでもないこーでもないと何度でも店の中ぐるぐる見てる。
そして買わない(買いに来たのに!)。
もしくは「これすごく気に入った!」というので買うのかと思うと、「今日は買わない」とか言う。
これね、やっぱり男性としては理解不能なんですよ。

ここ見てる男性で「そんなことないよ、ボクも服見たり雑貨見たりするの好きだから、彼女と一緒に何時間でも店の中にいるよ」って人がいるかも知れない。
アタシもそうだった。
けどあれは偽りの自分だった気がする・笑。

つづく。

コメント