こらない

2004-05-19 (水)

2004-05-19:建築関係の本2

水曜日。

会社帰りに本屋へ。
家/建築関係の本など見てみる。
この本屋では、それらがあちこちに散らばっていた。

お菓子づくり等の本の近くにあるのは、かわいい部屋や洒落たインテリアを中心に据えた素敵なレイアウトで組まれている本。
お菓子作りの本同様、どれもこれも素敵な配色で素敵な写真。
そんなのばっかり過ぎ、すぐにあくびが出ちゃうけど。

ハウツーのところに行くと今度は「○○万円でリフォーム!」とか「完璧収納!」といった感じの本。
タイトルの訴求力はバツグン。
思わず手が出る。

芸術の棚に行くと、今度は建築家の名前が表に出てくる。
あと、建築マップ等。

それぞれのコーナーにそれなりの量の本が置かれていて、「もうお腹いっぱい。ごちそうさまでした」と言いたくなる。

そんな中、気になったもの(のうち覚えているもの)が下記。

本『アンチ・ハウス / 森博嗣, 阿竹克人』

本『アンチ・ハウス / 森博嗣, 阿竹克人』

そういえば、ミステリー作家の森博嗣氏は建築関係の先生でもあった。
冒頭だけパラパラと見たら、生徒に「どんなものを建てたい?」と訊いた時の答えが書かれていた。
どうも、どいつもこいつも「木のぬくもり」「やすらぎ」「癒し」「環境に優しい」といったことばかり口にするらしい。
これに対して「ぬくもりって何? どうやって計るの?」といった感じで嫌らしく質問を返すさまが会話形式で書かれていた。
続きが読みたくなった。
ちなみに、建てるのは「ずーっと欲しかったガレージ」らしく、また「これから実際にガレージを建てようとする人には大して役にたたないだろう」といったことが、頭に書いてあった。
でも面白そう。

本『藤森照信の原・現代住宅再見』

本『藤森照信の原・現代住宅再見』

藤森さんによる、昭和以降のモダニズム住宅の本で写真満載。
外苑前のワタリウム美術館の向かいの6坪の変形地に建てられた「塔の家」(Amazonレビューによると超有名なのらしい)やら、その他いろいろたくさん。
パラパラとしか見てないのだけど、写真が良かった。
そして写真に写っているいろいろな家(内も外も)もすごく良い。
どう良いのかうまく説明できないのだけど、いろんな本をパラパラと見てきて初めて「あ、こんな感じにしたい」と思った。
とりあえずこれは買う、決定。
続編の本『藤森照信の原・現代住宅再見(2)』というのも出ている。

本『狭小住宅63』

本『狭小住宅63』

あまりに直球なタイトルで手に取るのが恥ずかしくて避けていたのだけど、今回初めてページを開いたら、なるほどとても参考になりそうだった。
この本が出たのが2001年で、その後同じワールドフォトプレスというところから、年1冊の間隔で下記が出ている。

最後の狭小住宅はともかく、その上の2冊は具体的に役立つ本では全くない。
いや、そうでもない。
アタシの求める情報とかアイデアとか指針みたいものは、きっとこういう本にこそ隠れている気がする。

話が大袈裟になってきた気がする…。
すっかり家を建てる気マンマンだ。

ちなみに再度書いておくけど、アタシはお金を持っていない。
ほんとに全然ない。
遺産が入ったとか、宝くじが当たったとか、誰かが援助してくれるという話もないし、どこかに親の土地があるとかそういう話もない。
ただ気分がどんどん盛り上がっているだけだ。
早くちゃんとローンのこととか調べるなり確認するなりしないと、「話にならない」という結果になった時に大きく落ち込むんじゃないかと心配。

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