こらない

2004-06-09 (水)

2004-06-08:加藤千晶ライブと家を建てた人のお話

火曜日。

加藤千晶ライブシリーズ「ゆわかしと口ぶえ」@吉祥寺マンダラ2。
ゲストはキマタツトムさん。

終演後、「最近家を建てたよ」という方とお話。
建坪が11坪ということで、いわゆる狭小の類い。
土地探しからスタートし、イチから建てたらしい。
おお!
「建て売り住宅を買う、ハウスメーカーに建ててもらう、工務店に頼むとかいろいろあるけど、いろいろなことも考えた結果、建築家に建ててもらうのが結局のところいちばん安い」
という判断に落ち着き、そうした、とのこと。
ちょうどアタシの中でも同じ結論にたどり着いたところで、その考えが肉付けされた感じでうれしい。
土地を決定するまでに1年、その間には契約直前に却下した物件なんかもあったらしい。
そして、土地が決まってから実際に引っ越すまで8ヶ月。
なるほど、ふむふむ。

珪藻土の内壁を自分で塗ったらしく、それで50万円くらい変わる、という。
「家って、細かい部分の集合体で、見積もりの段階でそのひとつひとつに金額がでてるから、その中から自分でできるものを選んで自分でやっていけば、少しずつ施工費を抑えていける」
という。
ちょっと結婚式(+披露宴)の話を思い出した。
あれも、料理のグレードに始まり、テーブルに置く花、名前を書いたプレート等、すんごい細かいものをひとつひとつ選ぶようになっていて、ちょっと油断すると総額がドンと跳ね上がるとか(そういう式を経験しなかったのでよく知らない)。
そういうところの式は、「この部分は自分たちで」と言ったところで、今度は持ち込み料とかいって結局徴収されるらしいけど。

閑話休題。
「珪藻土の左官仕事なら、手伝いに行くから呼んでね」という言葉を背に終電に乗るためダッシュ。
そういえば、例の森づくりワークショップの10月のプログラムでは、著名な左官職人さんを呼んでの左官ワークショップも行われると聞いている。
なんだか、周りの状況がアタシに家を建てさせる方向で動いてしまっている感じ。
しかし実際には、まだ全然決断できていなくて、一昨日見つけた賃貸物件(今住んでいるところの近くで今住んでいるところより少し広くてキレイ)に引っ越すだけでもいいじゃんか、なんてことも思っている。
はてさて。

東京行きの終電の中で、誕生日がアタシと1日違い(正確には2年と1日違い)の林雄司さん(Webやぎの目)と同じ車両に乗り合わせる。

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