こらない

2004-12-12 (日)

blocの捉えられ方

blocを取り上げて(いただいて)いるサイトをいろいろと見たのだけど、捉えられ方がいろいろで面白いです。
ニュース的な取り上げ方では、みな簡潔に「スケジュール管理サービスbloc」といった具合に紹介しているのですが、その「スケジュール管理サービス」のところに来る語がさまざま。
「スケジュール公開サービス」とか「スケジュール共有サービス」とか。
あるいは「スケジュールに特化したブログサービス」とか(最近ブログの意味範囲って広がってるんでしょうか)。

もともとPIM(Personal Information Manager)と呼ばれる個人用のスケジュール管理ソフトを知っていたり使っていたりする人は、それのウェブ版として捉える方が多いような印象。

そして、そういった方たちも含めていちばん多いのがやはり「スケジュール共有サービス」という捉え方。
「共有もできて便利」ではなく、「共有するためのサービス」として書かれることが多いです。
そこから
「共有サービスなのに、同じデータを重複して登録する人がいる! それは良くない! ちゃんと共有しようぜ」
という人や、
「blocはまだユーザ数も登録データも少ないので、取り込める(=共有できる)データが少ない。これから登録データが増えれば便利になるかもよ」
という人が結構多数。
自分で登録するサービスではなく、他人のデータを組み合わせて自分のスケジュールを作るサービス、という捉えられ方。

この「共有」から発展してもうひとつ多く見られるのが、コミュニティとかコミュニケーションの可能性を探る人。
ずばり「スケジュールを軸としたSNS(ソーシャルネットワーキングサイト)」という人や、そうまで言わなくても「人とつながる新しいコミュニティツール」と捉える人や、そちらへの方向の発展を期待している人や「そうなっていくことでしょう」と想像する人がちらほら。

つまり、同じようなデータを登録してる人と「つながりたい」という欲求が多い、もしくは「そういうもの」あるいは「そうあるべき」と考える人が多いようです。
他のネットサービスで「あなたがお探しのデータがこれですか?」とか「あなたと近い(似ている)ユーザはこの人です」とか「こんな商品もいかがですか?」と提示されることが多いからでしょうか。

あ、あともうひとつ、blocがiCalendar形式のデータを吐くというところから、
「自分が使ってるスケジュールソフトの入力インターフェース」
という捉え方も。

で、実際blocがどうなっていくかですが、コンサル的視点で考える多くの人と同じように自分がコンサルならこうする、というのはいろいろあるのですが、そうではないので、そうではないなりの発展をしていくんじゃないかなー、どうなんだろ。

2004-12-12 (日) UP

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