こらない

2005-05-23 (月)

2005-05-03: 人形劇団むすび座『夜叉ケ池』

20050503_132922.jpg人形劇団むすび座『夜叉ケ池』@大須七ツ寺共同スタジオにイッテキマシタ(2005-05-03)。

演出、舞台美術、作曲、照明、音響、映像に王者舘スタッフを迎えての人形劇。
王者舘スタッフによる人形劇といえば昨年ITOプロジェクト企画 糸あやつり人形芝居『平太郎化物日記』があったばかりだけど、そちらは糸操り、今回のむすび座は、ええと、なんていうんだ、後ろに見えてるけど見えてないふりの人間が目の前の人形を操るタイプのもの。

糸操りでは、上から糸で吊っているという不自由さを存分に活かしたアイデアがこれでもかこれでもかと詰め込まれていたのだけど、今回はそういう方向はやや少なめな印象。
人形がしゃべっているふりをして操っている人がそのまま台詞をしゃべるのだけど、人形同士が言い合いをしているうちに操っている人間同士で話し始めてしまう。
あるいは、人形である登場人物が舞台手前から奥へポーンと飛ばされたり。
掟破り演出はそれくらいだったかしら(きっともっとあったと思う)。

その分、台詞やきっかけ、その他のいわゆる物語に対しての演出は天野さんらしいキリキリっぷりだったような。
終盤の人間と化け物のシーンは役者さん(操り手さん?)含め、めくるめく展開になっていてすごかった。

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