こらない

2005-12-08 (木)

スケジュールサービス

経営企画室 調査日報: がアメリカの「イベントカレンダーサービス市場」を読んで。

いろいろ書いてみたのだけど、うまくまとまらないので大きく削って箇条書きっぽい感じで。

イベントデータを扱う形式としてiCalendar等の枯れたフォーマットがある。
ニュースサイトがRSSを吐くようになったように、出版社やレーベル等が発売日情報をiCalendar形式で吐くようになればいいのに。
このあたり卵が先か鶏が先か、だけど、Macには iCal、WindowsにはOutlookというiCalendarデータを扱うソフトが標準で装備されている。

「イベントスケジュール管理」の必要性。
電通が9月下旬に首都圏のインターネットユーザー400名を対象に行なった調査の結果をまとめた消費者情報トレンドボックストピックス Vol-74 エンタテインメントは、コンテンツ+サービスで楽しさ倍増!!を見ると、

この1年間の映画・演劇・コンサートの鑑賞回数は、映画は年平均で3.8回、演劇は2.3回、コンサートは3.3回となった

といった感じ。
「首都圏」かつ「インターネットユーザ」での結果でこれなので、実際はもっと低いはず。
ツールを使って管理する必要があるかどうか(CDやDVDの発売日情報も同様)。

イベント発信側(例えばミュージシャン/劇団)は、bloc(等)だけで情報発信するわけにはいかない。
まず第一に自分のホームページに載せる。
他のサービスに情報を載せるのは、きっと面倒。

以上、「スケジュール管理」ということだけでいうと、かなりニッチ。

けど、情報収集に関する機能が充実してくると、意味が出てくる。
あるミュージシャンの情報(ライブ、テレビ/ラジオ出演、雑誌掲載…)が自動で集まってくれば…。
あるいは、「おとなり」「おすすめ」な機能で、「あなたはこんなイベントにも興味があるんじゃない?」と提示してくれたら…。

図書館、区役所、公民館、公園等で行なわれている、バザー、フリーマーケット、講演会。
近所で行なわれているこれらのイベントを知ることができたら…。

あるいは大学等が誰かを招いてやっているオープンな勉強会や講座。

全部、調べようと思えば調べることができる。
けど、普通は調べない。
これらの情報が自動で自分のもとに集まってくれば…。

ちょっと頭が働く人なら、「広告」に関してもすぐにいくつかのビジネスモデルが思いつくはず。
そうそう、そういうやり方もあるし、あとああいうやり方もできる。

イープラス、ぴあ。

ここまでが現在のblocでアタシの考えてること。
サーバの容量とCPUが許すなら、まだいくらでも思いつく。
例えば、イベントデータにコメント/トラックバックなんてのは、誰でも思いつくところ。

ニッチとは書いたものの、ネット上(日本のネット上?)にこれといったスケジュールサービスがないのは不思議なので、いつか必ず大手がサービスを始めると思う(というかGoogle Baseでできるのけど)。
アタシが作ってる限り、アタシにとっていちばん使いやすいのはblocだろうからそれはそれでいいのだけど、その大手サービスが先になんらかの機能を実装して、blocがその後を追うことになって「あー真似したなー」と思われるのが悔しい・笑(だから思いついた機能は早く実装したい…)。

2005-12-08 (木) UP

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