こらない

2006-08-06 (日)

2006-08-02: 映画『マイ・アーキテクト/ルイス・カーンを探して』

映画『マイ・アーキテクト/ルイス・カーンを探して』@渋谷アップリンクXにイッテキマシタ(2006-08-02)。

見逃し続けていた『マイ・アーキテクト/ルイス・カーンを探して』が、アップリンクXにてレイトショーで上映されているのを発見し、いざ。

「建築界の巨匠ルイス・カーンの軌跡を、その息子が追ったドキュメンタリ」ということは知っていたのだけど、「死後25年経って」というのは知らなかった。
亡くなったのは1974年とのことで、アタシが生まれた頃のことだったのか。

「巨匠ルイス・カーン」とのことだけどアタシは名前を知らず(もちろんその作品も)。
検索して出てきた、雑誌『Casa BRUTUS』の2004年6月に発売された号の紹介によると、

建築ツウは、なぜか、ルイス・カーンが好き。それも相当に。カーンの話を始めると止まらない止まらない。カーンは、ライト、コルビュジエ、ミースを通り抜けてたどり着く最後の巨匠と言っていいのかも。建築を知れば知るほど、カーンの虜になるのはなぜ? カーサがその秘密に迫ります。

なんて文言が。
よく分かんないけど、コルビュジエじゃなくてカーンが好き、というのがマガジンハウスの言う「建築ツウ」なのだ、ということは分かった。

で、映画の中にいくつも作品が出てくるのだけど、良かった。
その頃の時代感とか、横のつながりとか縦のつながりとかよく知らないのだけど、コンクリートとか、左右対称とか、直線とか、モダンだけど、スマートってわけでもなく、けど無骨な感じでも全然なく。

とかって見てたら、最後にバングラデシュの国会議事堂が出てきて、これは唸った。
完成したのは没後らしい。
これはちょっと実物を見てみたい。

映画、というか、こういう誰かの軌跡をたどるドキュメンタリって、好きなのだなあ。
たぶん、対象の有名/無名を問わず。
会う人会う人が、全然違うことを言ってたりするのが面白い。
「巨匠」らしく、ベタ誉めする人もいれば、ボロクソに言う人もいる。
そんなんがすごく面白かった。

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