こらない

2006-08-06 (日)

2006-07-28: テラヤマ★歌舞伎『無頼漢 BU-RAI-KAN』

流山児★事務所のテラヤマ★歌舞伎『無頼漢 BU-RAI-KAN』@森下ベニサン・ピットにイッテキマシタ(2006-07-28)。

いやー、面白かった。
アタシが見ている王者舘、維新派、シベリア少女鉄道、毛皮族といった「いわゆるお芝居」ではないことをしてる劇団“以外の”お芝居で、こんなに楽しめたのは久しぶり、もしくは初めてかしら。
すっごい面白かった。

脚本にB級遊撃隊の佃典彦氏、美術は少年王者舘等で舞台美術を手掛ける水谷雄司氏、そしてその少年王者舘の天野天街氏が映像を手掛け、演出は流山児祥氏。

ベニサン・ピットという会場を初めて見たのだけど、ここ、面白いですね。
普段もこういう使われ方なのかどうか分からないのだけど、それなりに広いステージがあって、キャットウォークのような、でも2階通路のようなものがあって、そしたら奥の扉があいて、さらに向こうにもうひとつステージがある、みたいなところ。

その手前のステージの上手(かみて)下手(しもて)には、丸太で組まれた2〜3階建てくらいありそうな衝立て。
奥には、時代劇でチャンチャンバラバラする時にでてくるような、あーゆーのはなんていうのかしら、武家屋敷?

出てくる出てくる大勢の人々。
それでも足らずに、ひとり何役もこなしながら、いろんな場面が。
アタシは誰がどのくらいのキャリアのどういう役者さんなのかってことを全然知らないのだけど、要所要所で、キーとなると役者さんたちがガチッと決めていて壮快。

天野さんの映像は、過去に使った有りモノをそのまま流用する程度、かと勝手に思っていたら大間違いで、きっちりがっちりあちこちに組み込まれていて、そのテンポと全体のテンポがきちっと合っていて、すこぶる良かった。

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