こらない

2010-01-12(火)

Picasaを使ってみた

オンライン画像管理サービスに関して、あたしはFlickrの有料サービス利用者なのだけど、ちょっとPicasaを使ってみた。
Flickrは米Yahoo!(Yahoo!JAPANではない)のサービスで、PicasaはGoogleのサービス。

普通にウェブにアクセスすると、Macの場合は、iPhoto用のプラグインの利用を勧められる。
Picasa 3: Google から無料でダウンロードできます
Picasa ウェブ アルバム

がしかし、このプラグイン、iPhoto'08までしかサポートされておらず。
現在あたしが使っているのは、iPhoto'09。
えー。

仕方ないので、以下から専用アプリケーション(のベータ版)をダウンロードすることに。
英語版。
対応はIntel Macのみ。
Picasa 3: Free download from Google

初回起動時にiPhotoライブラリその他にある画像を順次読み込み。
がしかし、iPhotoライブラリ以外は対象にして欲しくないので、「Tools」メニュの「Folder Manager...」からiPhotoライブラリ以外を「×」へ。
この変更、あとで行うといろいろ設定等が消えてしまって泣くことになるので、早めに。
たぶん、対象を増やす分にはいいのだろうけど、減らす場合は注意、のような感じ。

おおそうなのか、iPhotoで付けたタグ等もちゃんとPicasaに反映されてる。
それはうれしい。

使ってみる。
iPhotoとは違うし、iPhotoより分かりにくい。
けど、それはiPhotoと比べた場合の話で、使い方がさっぱり分からないというわけではない。
あと、ウェブとの連携はこっちの方が楽チンそう。
操作感が軽いのはいい感じ。

顔認識も上々で、Geoタグからの地図連携も素敵。
うーん、悪くない。

何より、これでそのままウェブ上と連携できれば、「データ一元管理およびバックアップ」に関しては強くなる。
そして、連携できる。
いいなあ。

問題は容量と料金。

Flickrは、年間24.95米ドルで無制限。
動画含め、いくらでもアップできる。

対するPicasaは、

  • 20 GB(年間 $5.00 USD)
  • 80 GB(年間 $20.00 USD)
  • 200 GB(年間 $50.00 USD)
  • 400 GB(年間 $100.00 USD)
  • 1 TB(年間 $256.00 USD)

といった感じ(2010-01現在)。

無制限のFlickrの方がお得な感じだけど、はて、あたしが現在管理している画像の総容量はどれくらいだっけ。

調べてみたところ、どうやら21GBくらい。
ということは、現状は「80 GB(年間 $20.00 USD)」は十分足りてるのか。
Flickrに支払ってる年間24.95米ドルより安いじゃんか。
ふむー。

Mac版のPicasa、iPhotoの邪魔をせずに、しかもiPhotoライブラリのまま横から管理してくれてる感じ。
悪くない。

もし今、Flickrを無料版に変更したとしても、Flickr上の画像は消えないんだよねー。
ということは、いつでもPicasaへ移行できる。
うー。

Picasaの顔認識、ちゃんとGoogleコンタクト(=Gmail連絡先)と連携してる。
けど、Googleコンタクト、まだちゃんと日本環境に対応できてない。
そこ、ちょっとネック。
でも、そこのところが解決されると、かなり素敵。

もうちょっと。

データの共有。
複数人で、1つのアルバムへ画像を追加したい。
「今日のイベント」に参加した人が撮影したそれぞれの写真を、1つの場所へ集積させたい。

それはFlickrでもPicasaでも、アカウントさえ持っていれば可能。
けど、Flickrは、米Yahoo!経由でしかも英語ということで、敷居が高い。
対してPicasaの方はGoogleアカウントでOKで、Googleアカウントをすでに持ってる人なら、すぐにでも共有が可能。
画像を一括ダウンロードするのも、Picasaの方が楽チン。

そういったソーシャルなつながりの中では、Picasaの方が使い勝手がいい。
逆に、ウェブ公開、および閲覧という面では、Flickrの方が断然いい。
アップする側も見る側も、たぶんFlickrの方が分かりやすい。

うーん、やっぱり自分の考えるベストは、「FlickrのインタフェースでGoogleアカウントとの連携」なんだなー。
くー、ないものねだりだ。

というわけで、Google依存のFlickrユーザの考えるあれこれでした。

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