こらない

2012-06-23(土)

iPhotoにAVCHD動画ムービーを取り込んでみた

iPhotoがアップデートされて、AVCHDな動画を扱えるようになった。

AVCHDというのは、普通の市販のデジタルビデオカメラで使われているフォーマットで、動画の形式でもあるけれど、そのファイルやフォルダの構成も含めての形式。
実体はSTREAMというフォルダの中にある00001.MTSなどの動画ファイルなのだけど、これだけをコピーしたり保存したりしておけばいいかというとそうでもなくて、なんかちょっと面倒なことになってる。

そのちょっとややこしいAVCHDな動画にiPhotoが対応した、ということで早速試してみた。

パナソニックTM700にて、SDカードに7枚の静止画と、34秒の動画を1本、コピー。
そのSDカードを、MacBook Pro(Mid 2010)のSDカードスロットへ。

すると、いつもの静止画の時と同じ「以下を読み込みますよー」な状態になった。
その「以下」には、34秒の動画1本を含む、計8枚のファイル。
おおー、認識してる。
というわけで、「読み込み」。

無事取り込まれて、iPhotoは「最後の読み込み」を表示。
うむ、ちゃんと読み込まれた。

タイトルは「Clip #1」となってる。
撮影日時はちゃんと反映されている(読み込み日時になってしまったりはしていない)。

iPhotoでは、すでに「動画撮影機能付きデジタルスチールカメラ」の動画(つまりAVCHDではない動画ファイル)は扱えていたわけだけど、それと同様に扱える、っぽい。

さて次。

取り込まれた動画クリップは、どういう状態でMacの中に保存されているのか。

取り込まれた「Clip #1」を選択してファイルメニュから「Finderで表示」してみると、なるほど、他の静止画と同じ扱いで、同じフォルダ内にある。
ちなみにこのフォルダ、読み込み時毎に作られるようになったのね(以前は撮影日毎だったと記憶)。

ファイル名は「Clip #1.mov」ということで、MOVコンテナになってる。
AVCHDの時にあった他のさまざまなメタファイルは、ないっぽい(たぶん)。

読み込み時に特に「動画フォーマット変換」はしてなかったように見えるので、元の「.MTS」から無劣化でMOVコンテナに収め直した(re-wrap)、と想像。
Media Inspector(旧MediaInfo Mac)というアプリで中身を確かめてみた。

id419975242!動画ファイル等の各種メディアファイルの詳細情報を表示/書き出し。
  00000.MTS Clip #1.mov
General / Container Stream #1
Total Video Streams for this File 1
Total Audio Streams for this File 1
Total Subtitle Streams for this File 1 -
Video Codecs Used AVC
Audio Codecs Used AC3 PCM
SubTitle Codecs Used PGS -
File Format BDAV MPEG-4
Play Time 33s 989ms 34s 48ms
Total File Size 39.2 MiB 41.6 MiB
Total Stream BitRate 9 683 Kbps 10.3 Mbps
Encoding Library - Apple QuickTime
Video Stream #1
Codec (Human Name) AVC
Codec (FourCC) 27 avc1
Codec Profile High@L4.0
Frame Width 1 920 pixels
Frame Height 1 080 pixels
Frame Rate 29.970 fps
Total Frames 1018 1020
Display Aspect Ratio 16:9
Scan Type Interlaced
Scan Order TFF
Color Space YUV
Codec Settings (Summary) CABAC / 4 Ref Frames
QF (like Gordian Knot) 0.143 0.140
Codec Settings (CABAC) Yes
Codec Settings (Reference Frames) 4
Video Stream Length 33s 967ms 34s 34ms
Video Stream BitRate 8 905 Kbps 8 684 Kbps
Video Stream BitRate Mode VBR
Bit Depth 8 bits
Video Stream Size 36.1 MiB (92%) 35.2 MiB (85%)
Video Stream Language - English
Date of Original Encoding - UTC 2012-06-23 02:19:18
Audio Stream #1
Codec AC-3 PCM
Codec (FourCC) 129 sowt
Audio Stream Length 34s 48ms
Audio Stream BitRate 384 Kbps 1 536 Kbps
Audio Stream BitRate Mode CBR
Number of Audio Channels 6 2
Audio Channel's Positions Front: L C R, Side: L R, LFE -
Sampling Rate 48.0 KHz
Bit Depth 16 bits
Audio Stream Delay 389ms -
Audio Stream Size 1.56 MiB (4%) 6.23 MiB (15%)
Audio Stream Language - English
Date of Original Encoding - UTC 2012-06-23 02:19:18
Subtitle Stream #1
Format PGS -
Codec ID 144 -

これを見ると、映像に関しては、なぜか2フレーム増えてるけど、そのまま(AVC=MPEG-4 AVC=H.264)。
音声に関しては、AC-3(ドルビーデジタル)な圧縮フォーマットをPCMな非圧縮なフォーマットに変換しているもよう。
そうか、それで全体のファイル容量が大きくなってるのね。
あと変換時に、5.1chサラウンド(←あんまし意味がない)が2chステレオになってる。
ふむふむ。

で、このClip #1.movは、Final Cut Pro 6上でイン点アウト点して配置してリレンダリングなしで再生できる(できた)、と。
あれ? じゃあ、今までみたいに例えばAVCHDからApple ProRes 422とかに変換しなくていいのかも?
だとしたらうれしい。

ここまで見てきた限り、AVCHDビデオカメラで撮影した動画をiPhotoで管理するのは「あり」、良さそう。
問題は、もちろん容量。

以下は私の個人的な話。

現在、ビデオカメラの主な使用目的は、ライブやコンサート、芝居の記録撮影。
1つのイベントで、だいたい2時間から3時間。

上記で試しに取り込んでみた34秒のAVCHDな動画ファイルは、iPhotoに取り込み後、Finderで見ると43.6MB。
ここから計算すると誤差が大きくなるけど、34秒=43.6MBを少し余裕をもって30秒=50MBとすると、1分=100MB。
1時間で6GB。
2〜3時間=12〜18GB。
あいだをとって「1イベント=15GB」としよう。

1週間に1イベント撮影するとすると、年間約50本、つまり750GB。
ふむー。

2012-06-23現在、Amazonで2TBのハードディスクを検索すると、だいたい1万円くらい(3TBや4TBもあるけれどコストパフォマンスがいいのは2TB)。
ふむー。

考え方を変えよう。

iPhotoで写真もムービーも管理する、というのはやめて、これまで通り写真だけを管理する、と。
ただ、AVCHDビデオの取り込みにiPhotoを使用する。
つまり、.MTSを.movにコンテナ変換するリラッパーとして使用。
無事、.movになった動画ファイルを、今まで通りブルーレイなどに焼いてバックアップ完了。
容量を圧迫するiPhoto上の.movファイルは捨てる、と。

うむ、そのあたりが落とし所か。
これだけでも、以前よりはデータ運用が楽になるかも。

もし私が富豪なら、数TBのハードディスクを導入して、そこで写真もムービーも全部iPhoto上に保存したままにして運用。
ハードディスク自体をRAID運用にしてデータ消失に備える、とかかなー。

そうそう、この計算は、そもそも多数のイベントを撮影している場合のものであって、撮影時間が年間10時間にも満たないような場合は、ごく普通にそのままiPhotoに取り込んで、iPhoto上で管理すればいいと思う。
iPhotoに慣れてる人はとても便利になったと思う。
iPhoto上でトリミングもできるし便利便利。

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