こらない

2005-06-16 (木)

2005-05-22: フェルディナン・リシャール来日公演

岸野雄一さんプロデュースによる元エトロン・フー・ルルーブラン(ETRON FOU LELOUBLAN)のベースのフランスのフェルディナン・リシャール氏の来日イベント@渋谷nestにイッテキマシタ(2005-05-22)。
もう1ヶ月近く前だ。

少し遅れて到着すると、サボテンという人たちの演奏。
続いて、山口優さんと松前公高さんに加えて近藤研二さんらを加えたエキスポの演奏。
エキスポのライブは十数年ぶりだとか。
山口さんは、ネットで見る限り雄弁というか饒舌というか、いや実際は分からないけどそんなイメージだった、のだけど、この時のステージではなんだか照れくさそうにあまり発せず。
もともとステージ上ではそうなのか、この時がたまたまそうだったのかは分からない。

そして、イトケンさんと横川理彦さんを従えてのフェルディナン・リシャール氏の演奏。

エトロン・フー・ルルーブランというのは、今検索して出てきた岸野さんのところの掲示板によると、

エトロン・フー・ルルーブランは歴史的にも重要なバンドだと思います。フランスのアンダーグラウンド・シーンにおいて、いわゆるレコメン系とニューウェイブ系を接続する役割を果たしただけでなく、フレッド・フリスやメイヨ・トンプソンのような、各国のシーンの再組織化という越境するオーガナイザーとしての側面、晩年のドゥルーズとの親交などの哲学者的な資質、など非常に興味深い活動を行っており、講演でも面白い話が聞けると思います。

といった背景を持っていて、別のページでは、

フレンチ・アヴァンギャルド・ロック史に特異な足跡を残したエトロン・フー・ルルーブランの5弦ベーシスト、フェルディナン・リシャールの来日公演決定!

とか、

ヘンリー・カウやサムラ・ママス・マナ、アクサク・マブールとともにR.I.O.の中核をなした伝説的なバンド、エトロン・フー・ルルーブランは、70年代フレンチ・アンダーグラウンドと大道芸、ダダイスム、地下演劇、ビーフハート、パンクをないまぜにした強烈な個性を持ったバンドであったが、今回の来日ではフランスのMIMIフスティバルでの共演経験を持つイトケン、横川理彦をサポートに迎えてのバンド編成でお届けする。

といった紹介文が読める。

そんな魅力的な固有名詞に惹かれて見に行ったのだけど、正直に言ってしまえば、アタシにはよく分からなかった。
3人のメンバーが穏やかに始終にこにこして演奏している様は良かったのだけど、その奏でている音はアタシには理解不能で残念。
これは演奏が良かった悪かったという話ではなく、きっとアタシ側の問題で、小学生にノイズを聴かせて「どう?」というようなそういう話(例えが稚拙で申し訳ない)。

ずっとベランダに付きっきりでライブを見に行くのが久しぶりだったこの日、つい何も食べずに会場へ行ってしまい、ライブ中に腹が減って倒れそうに。
終演後、あいさつもそこそこに飛び出るように会場をあとにして、近くのセルフうどん屋へ飛び込みました。

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