こらない

2005-08-21 (日)

『シンデレラの罠 / セバスチアン・ジャプリゾ』

先日お友達と本の話をしてた時の話。

「今、読んでるの、これ」
と取り出したのが、『シンデレラの罠 / セバスチアン・ジャプリゾ』
『ロング・エンゲージメント』の原作を読んだら面白かったから、同じ作者のやつ読んでみよっかなーと思って」
「へぇー、どんな話なの?」
「なんかね、主人公が殺人事件の被害者で、探偵で、証人で、犯人っていう話」
「…ちょ、ちょっと待った! それ、オチなんじゃないの?」
「ほら」

と、手渡された本を見ると、確かに表紙を開いてすぐにそんなことが書いてある。

私は20歳の娘、億万長者の相続人です。私がこれから物語る事件は、巧妙にしくまれた殺人事件です。私はその事件で探偵です。また証人です。また被害者です。そのうえ犯人なのです。私は4人全部なのです。いったい私は何者でしょう? 1人4役を演じる女主人公という空前のトリックで展開する1962年度の話題をさらった世界的な問題作。シンデレラの罠は、はたしてどこにあったのか?

そうかー。
ということは、それは分かっちゃった上で読めばいいのね。

もう1ページめくると目次がある。

私は殺してしまうでしょう
私は殺しました
私は殺したかったのです
私は殺すでしょう
私は殺したのです
私は殺します
私は殺してしまったのです

ふははは。

というわけで、気になってしょうがないので、さっそく入手してきました。
まだ1ページも読んでません。

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