こらない

2006-11-05 (日)

タイ018: サイアム・ニラミット

ええと、まだタイ2日目。
中華街でフカヒレを食べて、雨宿りがてらマッサージを受けた後…。

雨がやみそうにないので、当初の「寺院を見てまわる」という計画は延期して、サイアム・ニラミットなるショーを見に行くことに。
昨年末に完成したばかりの2,000人収容の大ホールで行なわれるエンターテイメントショウ。
夕食付きで2,000バーツ(6,000円)という、かなり高級なショウ。

地下鉄の駅を降りてから、無料の送迎バスで目的地へ。
「雨じゃなかったら、歩いてもいいかなー」と思っていたのだけど、いざバスで向かってみると結構な距離。
無謀なことをしなくて良かった…。


到着するとすでに大勢のお客さん。
建物の周りにもいろいろなもの(タイのあちこちの地方の村が再現されている)があって、楽しめるようになっているらしい。
が、雨なので散策せず。

というか、ロープが張られていて、あちらこちらに行けないようになっている。
のぞきこんでみると、どうやら結婚式? か何かをやっている様子。
上流っぽい格好の人たちが、かしこまって何かを待っている。
(これが何だったのかはのちほど判明)


まずはブッフェスタイルのレストランで夕食。
写真はグリーンカレーとレッドカレー。
他にもいろいろなタイ料理や、イサーン料理(タイの地方料理)などたくさん。
一通り食べて、またも満腹に。
レッドカレーがおいしかった。

はち切れんばかりのお腹を抱えて、会場に。
おおー、金のかかったホールだー。

案内のアナウンスが入ったと思ったら、何故か場内のお客さんが全員起立。
なに? なに? そういうルールなの?
…と思ったら…。

なんと、プリンセスがご入場。
まじでー!?
そういえば入場の時に、プリンセスがどうのこうの、と書いてあるメモみたいなものを貰ったのだけど、まさか本物のプリンセスが入場してくるとは。

タイは王国。
不敬罪が生きている国。
王様をたたえるために、街行く人の何割かが黄色いTシャツやポロシャツを来ている国。
やー、えらい機会に巡り会わせてしまったみたい。

プリンセスがお席にお着きになると(周りの座席が取り外されていて、代わりに豪華な椅子とフルーツらしきものがセッティングされていた)、今度はステージ上に、このホールのお偉いさんらしき人たちが次々に現れて、ご挨拶。
おー、これが正式な礼の仕方なんだー。

挨拶、スピーチも終わり、いよいよ本編へ。
3部構成で、タイの歴史や文化文明をスペクタクルに見せるもの。
宙は飛ぶは、雨は降るは、ステージ上に川は流れるは(その上を船が行き来するは)、そして象が出てくるは、という、すごい舞台装置。
すげー。
衣装もダンスも、アクロバットも、きちんと素敵。

終演後、プリンセスが退場あそばす間、また起立してお見送り。
最後にプリンセスのご挨拶もありました。

プリンセスが退場あそばした後は、しばしホール内に軟禁状態。
プリンセスの席から、フルーツを運んでいったボーイさんが、緊張からか、スッテーンと漫画のように転んでました。
御愁傷様です。


本編に出て来た象が、終演後に中央広場にてお出迎え。

広場では、テレビ局も来ていて、上流な装いの人たちがインタビューに答えてました。

そんなわけで、ちょっと面白い体験でありました。

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