こらない

2007-05-09(水)

ドラマあれこれ

ドラマ『時効警察』、ケラさんの演出回。

前シリーズのケラさんの回は“まあまあ”だった記憶なのだけど、今回は突き抜けてた。
「早め亭」みたいなの、うまいなあ。

ケラさんの芝居でおなじみの人が次々と。
先日の『レミゼラブ・ル』に出てらした方もいろいろ。
その『レミゼラブ・ル』を観に行った際、ロビーで見かけたイヌコさん。
そのイヌコさんによる「しゃくなげの花をくださいー」と「そのうち5杯はワシの飯ー」が出てきた(ドラマで歌ってたのは別の人)。
この曲、劇団健康時代のCD『出鱈目的』で出てくる。
そいえば最近ついにテレビを手に入れたカシワさん、『時効警察』は見れたかしらん。

わ、『出鱈目的』、再発されてた。

楽しみだー! と何度か書いた『セクシーボイスアンドロボ』はアタシの中では低調。
初回〜3話目は「変に教育的にならずに、なんとかふんばってくれ!」と願いを込めて見てたのだけど、4話目5話目は、なんだかあちこちで、うーん、よく分からない。
『時効警察』や『トリック』みたいな“小ネタ”みたいなのが中途半端に入ったり、なんかこう、ミニスカートへの際どいショットがあったり、どうしたいのか分からない。
セクシーボイスことニコの家のシーン(片桐はいり+塚本晋也)になると、なんとなくホッとするのはなだろな。
浅岡ルリ子さんの台詞はいいなーと思うのだけど、その台詞だけがいいなら、ドラマじゃなくてもいい気がしちゃう。
『すいか』の時は、セットや照明が舞台っぽいのも、ちょっとちゃちな小道具が出てくるのも“味”だったのだけど、今回はそのまま「ちゃっちい」と思えちゃう。
本当の“悪人”が出てこないのも、『すいか』の時はそれで良かった(それが良かった)のだけど、今回のドラマだと「甘っちょろい」って思っちゃう。
それぞれのキャラクタもそのつながりも、実のところ未だにピンと来てないんだよなー。
役者さんはそれぞれみんないいなーと思ってるのだけど。
なんか、木皿泉さんの脚本は初回〜3話目だけで、それ以降は毎回違ってるみたいですね。
うーむ。

もういっこ見てる『冗談じゃない!』は、すごーくきちんと楽しい。
アタシの中では、すごくドラマらしいドラマ。

たまたま行き着いた枠ふえて気分もワクワク春ドラマ(前編) - [ドラマ]All Aboutを見たら、『冗談じゃない!』に関して、

20年前の『パパはニュースキャスター』あたりが源流のTBS得意のライトホームコメディ。

『ママハハ・ブギ』などで売出し中にこの路線を経験済みの織田裕二と『パパニュー』の脚本を書いたベテラン・伴一彦が戻ってきて

との紹介。
そっかー、そういう人が脚本を書いてるのかー。
好きだったなー、そのあたりのドラマ。

ついでに、そのAll Aboutで、今クールのドラマの途中経過を分析している『プロポーズ大作戦』も『冗談じゃない!』 - [ドラマ]All Aboutによると、『セクシーボイスアンドロボ』は視聴率が一番低いみたい。

視聴率が一番低くて下落も大きいのが『セクシーボイスアンドロボ』。『すいか』『野ブタ。をプロデュース』の河野英裕Pに脚本・木皿泉組で期待されましたが、テーマとしてやりたいことはわかるもののエンターテイメント的にこなれていない印象です。河野P作品だったら『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』の大森美香脚本の方がヒーローものを織り込むのが得意(アニキンダーや『ニコニコ日記』『風のハルカ』のガイセーバー)なだけによかったような気がします。

あと、これら各ドラマを毎回レビュしているページがあって、最近楽しみに見てます。
カテゴリーのところのドラマタイトルをクリックすると、そのドラマの過去の放送回のレビュが読めます。
ドラマは何でも教えてくれる

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