こらない

2007-06-18(月)

Parallels Desktop for Mac使用開始

アップル自らがベータ版を配布している「MacマシンでWindowsを走らせるための環境」であるBoot Camp。
確かにMacマシン上でWindows XPが起動したのだけど、これだとWindowsを使う際、Mac OSを終了させて、Windowsを起動しなくちゃいけない。

Macを使いながらWindowsが使えればもっと便利なのに! に応える環境はすでにあって、それがParallels Desktop for Macというソフト。
さっそく、これを購入。

ちなみにこのソフト、すでに日本語版で出ているのだけど、日々新たな機能が加わりつつアップデートの続いているこのソフトは、本家英語版の方が新しいバージョンを使えるみたい。
というわけで、本家ページでクレジットカード番号を入力して、ダウンロード版を購入。
1万782円なり(ちなみに日本語のパッケージ版は標準価格1万8,900円)。
Parallels Desktop for Mac

ダウンドードしてインストール。
びくびくしながら、Parallels Desktopを起動。
あれこれ質問に答えながら設定をしなくちゃいけないかと思ったら、行なったのは認証キー(購入完了時に発行されたもの)の入力だけ。
実際には「My Boot Campがあるから、それでいい?」みたいな画面になったので、あとは起動キーをクリックしただけ。
おおー、とりあえずは何も設定しなくていいのか。

起動キーをクリックすると、おもむろにWindows XPが起動。
画面内のWindows XPが何やら言ってる様子なのだけど、Parallelsが「いいからちょっと待ってろ」みたいなことを表示してるので、そのまま待つ。
すると、どうやら何かParallels用のツールをインストールして、Windowsを再起動したもよう。
画面が真っ暗になり、またも不安を覚えるが、しばらく待つと再度Windowsが起動。

その後は何も言ってこないので、とりあえずIEを起動。
起動した。
こらないを表示してみる。
表示された。
Macもインターネットにつながるし、Windowsもつながる。
ネットワークとかどうなってんだろ。

さて、Parallelsのウィンドウ内にWindows XPの世界。
そのウィンドウの右サイドには、Parallelsの操作ボタン。
スタートと一時停止と終了。
その下にフルスクリーンモードのボタンがあって、さらにその下にCoherenceと書かれた田の字のボタンもある。
クリックしてみたら…。

flickr=5245617808
こうなった。
おおー、これがコヒーレンスモードかー。
上にMacのメニューバー、下にWindowsのタスクバー。
Macの標準ブラウザSafariと、Windowsの標準ブラウザIEが、同じMac上にいる(ようにParallelsが見せてる)。
ブラボー。

これ、もしかして、Windows IE上でテキストをコピーしたら、Macの方へペーストできたりするのかしら、とWindows IE上でテキスト選択してCommand+Cして、Mac上のスティッキーズ(付箋メモソフト)へペーストしたら、ペーストされた。
うひょー、ブラボーブラボー。

しかし、これはたまにMac OS 9を触るときもそうなのだけど、Mac OS X上のアンチエイリアス処理のかかった文字に慣れちゃうと、そうじゃない文字がすごく古く感じる。
最初にMac OS Xを使ったときは、逆に文字がにじんで見えて気持ち悪かったのだけど。

それはそうと、あれです。
Windows XPを違うBoot Campとは違う環境から起動したものだから、「違う環境で使うんなら、そっちで使うっていう登録を3日以内にしなさい!」とWindowsに怒られた。
うーむ、そうか、Windows XPをParallels上で使うのか、Boot Camp上で使うのか決めなきゃならんのですな。
そりゃまあ、Parallelsだわなあ。

やー、しかし、これで各種ウェブページの表示確認は、素晴らしく楽チンになった。

あと、これで「うちのページを作ってる人間には、Windowsのことしか分からないしょぼい人、もしくはWindows以外の人のことなんて知ったこっちゃないという横暴な人、もしくはWindowsユーザだけ相手にしておけば商売がなりたつからOKという計算の人しかいないので、それ以外の人はどっか行ってください」というページに遭遇しても、「うへえうへえ、それは失礼いたしました」と仕方なしにWindows経由で見させていただくことが可能になりました。

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