こらない

2007-12-22(土)

テレビドラマ終了(『歌姫』)

今クール見ていたテレビドラマがそれぞれ終了。

『働きマン』、1〜2度見逃しながらも結局最後まで視聴。
つまんなくはなかったけど、特に好きなタイプではなし。
好きとか嫌いとかというより、合わないというか興味がないというか。

『ガリレオ』は全話見たのだけど、あんまし面白くなかったなあ。
天才ガリレオが警察に協力して事件の謎を解くのだけど、その天才っぷりを発揮する際、そこらにある紙等によく分かんない数式を書く、というのがあって、そこで毎回ズッこける。
数式を書いたあとのCGでも数式が飛び交っていて、そっちはいいと思うんだけど、だったらなおさら、なんで天才がわざわざ手で数式なんか書いて計算するのか分かんない。
いや、ドラマだから「実際はこんなことしない!」なんて突っ込みはどうでもいいんだけど、ただその「天才=数式」という貧困なイメージが、もうなんだかかわいそう。
最終回は、そのかわいそうなセンスがさらにてんこ盛り。
3時間でパズルを解かないと爆弾が爆発する、という設定にもびっくりだし、その爆弾のデザインには思わず吹き出しちゃった。
そんな感想なのになんで見てたかというと、柴崎コウさんに魅せられてたから、かな。

『暴れん坊ママ』も見てた。
田舎育ちでがさつな上戸彩と、都会に暮らす大泉洋、という設定が、最後まで「逆だろ」と思ったり、というのはあったけど、全体的に良いドラマでした。
描かれている内容も、キャストも脚本も、それぞれ良かったのだけど、じゃあ好きなドラマだったかというとそういうわけでもない。
けど、良いドラマだった。

『ハタチの恋人』も見た。
結局最後まで明石家さんまがだめだった。

そして『歌姫』。
最高だった。
素晴らしい。
1話目、2話目の時はそれほどピンと来てなかったのだけど、それ以降ずっぽりハマり、放送日の金曜日を楽しみにしてた。

10年前の終戦時に、記憶喪失の状態で土佐の海岸に流れ着いた長瀬智也。
その長瀬智也と恋を育んでいく相武紗季。
記憶を取り戻すと、その土佐での10年間も相武紗季との思い出も消えてしまうかも、と言われる中、少しずつ記憶を取り戻し始める長瀬智也。

記憶を失う前の家族、記憶を失ってからの家族、どちらも「いい人」で、ドラマを見てる側としては、どちらの人たちにも幸せになって欲しい、と願うのだけど、しかし最終回、どちらかを選ばないと話は終わらない。
やー、たくさん泣かせてもらいました。

プロデューサは誰だろう? と確認したら、クドカンさんとコンビを組んでいろいろと面白いドラマを連発していた磯山晶さんだった。
『木更津キャッツアイ』『マンハッタンラブストーリー』『タイガー&ドラゴン』『吾輩は主婦である』は、どれもかなり楽しく見させてもらったドラマ。

アタシがテレビドラマを見るようになったきっかけは『すいか』なので、そのドラマのスタッフが関係していそうなドラマは見逃さないようにしているのだけど、磯山プロデューサのドラマも今後楽しみにしたい。

磯山晶 - Wikipediaによると、磯山プロデューサのドラマは、いつも視聴率がふるわないらしい。

しかし、DVDなどで莫大な利益を上げ、低視聴率=不人気という常識を覆した。

『すいか』もそうだった。
すいか (テレビドラマ) - Wikipedia

視聴率はあまりふるわなかったが、出演者の演技や脚本への評価は高く、第41回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、第21回ATP賞テレビ記者賞、第22回向田邦子賞(木皿泉)を受賞。シナリオ集が2004年11月に日本テレビ放送網株式会社から刊行された。

そしてやっぱり『歌姫』も、視聴率が10%に届くことはなかったもよう。
うーん。
となると、声を大にして「面白かった!」と言っていかないと、アタシが好きなタイプのドラマがどんどん作られなくなっちゃうな。

今期はちょっとドラマを見過ぎたな。
来期はもうちょっとしぼっていきたいところ。

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