こらない

2008-07-26(土)

iPhone 3G購入時のWホワイト強制とか

というわけで、iPhone 3G、購入しました。
16GBの黒色。

購入に至るまでに、こんなに迷ったのも初めてじゃないかしら。
疲れたました、ほんとに。

購入後のあれこれは、もうちょいあとでまとめるとして、まずは買うまでの話。

こらない - iPhoneをどこでどうやって買うかに書いたけど、買うなら、ポイントのつくカメラ量販店で一括支払い購入。
そして、つい先日ビックカメラSuicaカードを作った関係で、ビックカメラで買おうと。

で、池袋のビックカメラへ。

店に入り、目の合った店員さんに「iPhone、あります?」と訊くと、「ある」と。
おおー、というか、うわー、というか。
これで本当に買うことになっちゃった。

で、あれこれの注意点の書かれたA4用紙×数枚を読まされて、いざ契約。
書かれている内容は、アタシの場合は事前に知ってることばかりだったので、ざっと目を通す感じで。

「じゃあ、こちらの用紙のチェック欄にチェックを入れていって貰えますか?」と、次の用紙へ。
分割支払いか一括購入か、とか、銀行引き落としかクレジットカード払いか、とか。

そしてどんどんチェックを入れていくと、ああ、あった、料金プランの選択。
なるほど、「Wホワイト」(有料サービス)にすでにチェックが入ってる。
あと、「オプションパック」(有料サービス)にも入ってる。
これらは、飽くまでオプションのはず(=必須ではない)なのに消せないようになってる。

消せないようになってる上から大きくバッテンをして、その隣りにある「ホワイトプラン」にチェックを入れる。

店員は、素知らぬふりをして「では、最後にこちらにサインをお願いします」ときた。
サインなんかできるか、先に確認しないと。

「これ、このオプションパックは要らないで、バツにしておきました」
「いえ、こちらは加入していただくことになってまして…」
「いや、必要ないので、要らないです」
「少々お待ちください」

他の店員に何やら相談してる。
そして帰ってきた。

「では、こちらは不要ということで承りました。ではこちらにサインをお願いします」
「その前に、このWホワイトも必要ないので、普通のホワイトプランでお願いしますね」
「…ええと、こちらですが、必ずWホワイトにしていただくことになってまして」
「いや、iPhoneの契約としては、そんなルールになってないはずです」
「少々お待ちください」

また相談してる。
で、帰ってきた。

「こちらがですね、全店でWホワイトにしていただく、というやり方になってまして…」
「はあ、でもこれ、普通のホワイトプランに比べて、月額で980円も高いです。要らないんですけど」
「ええ、その場合は、まずはWホワイトで契約していただいて、その後お客様の方で解約していただく、という形で…」
「そうすれば、余分な料金は一切かかりませんか?」
「…いえ、あの、その場合は、日割りでかかってきます」

あ、なんか今、うそ言った。
日割りじゃなくて、締め日までの計算のはず。
かちん。

「じゃあ、Wホワイトで契約して、今日すぐに解約すれば、ほとんど料金は発生しない、と理解していいですか?」
「はい」

あ、「はい」って言った。
でもなー、あとから「あんた、あの時『はい』って言ったじゃないか」って言いにくるのも面倒だし、録音してるわけじゃないから水掛け論になるしなあ。
やっぱり、この場で断固として「Wホワイトは嫌だ」と言うことにしよう。

「でも、僕はWホワイトは必要ないです。普通のホワイトプランにしてください」
「少々お待ちください」

あーもー、こういう駆け引きするの、すごく嫌い。
こんなに決心してiPhoneを買いにきたのに、嫌な気分だなあ。
そろそろ、「じゃあ普通のホワイトプランで良いです」って言うかなあ。

「お待たせしました。やはり、Wホワイトにしていただかないと…」

えー。
じゃあ、違う方向へ。

「これ、普通のホワイトプランより980円高いですよね? ビックカメラさんの都合で僕がその必要のない高いプランを選ぶとして、何か僕にメリットってありますか?」
「いやあの…、少々お待ちください」

また訊きに行った。
なら、その詳しい人が来てくれたらいいのに。
…と思ったら、その詳しい人が来た。

「お客様、お待たせいたしました。私の方から説明させていただきます」
「はい」

さすがに今度の人は、しどろもどろ感がまったくなく、そして笑顔も絶やさず、流暢かつ嫌みじゃない形で説明が始まった。

曰く、ビックカメラ全店でこういう形で契約するルールになっている、どうかどうかご理解いただきたい。
ソフトバンクの料金プランの変更は、月末締めでの切り替えになるので、すぐにプラン変更をしていただいた場合でも、本日25日から月末31日までの1週間分の日割り計算、つまりおおよそ980円×7日/31日分がかかってしまいますが、どうかご理解いただきたい、と。

とりあえず、さっきの店員の言っていた「日割り計算」とは違う「日割り計算」であることが発覚したわけだけど、それと同時に、この押し問答でアタシが折れた場合に損する金額は、200〜300円であることも分かった。
200〜300円を守るために、このまま押し問答を続けるのは、たいへんに割に合わない。
折れよう。

「分かりました。じゃあ、Wホワイトで」
「ありがとうございます。ではさっそく手続きを始めさせていただきます」

その後、30分から40分ほどかかります、開通いたしましたらお客様のPHSへご連絡します、ということで、近くの喫茶店で時間をつぶしてたんだけど、実際にアタシのPHSが鳴ったのは、50分後。
それくらいで腹はたてないんだけど、そういう際に一言「予定より時間がかかってすいませんでした」と言うだけで、だいぶ印象が違うのになー、とかは思う。

実は、今回ショップへ足を運ぶ前に、以下の記事を読んでいた。
iPhone 3G契約時に、新規クレジットカードの契約(!)と、Wホワイト(と基本オプションパック)への強制加入があった、という内容。
【コラム】OS X ハッキング! (283) 速攻GETした「iPhone 3G」をあれこれイジる (1) | パソコン | マイコミジャーナル

で、その後の報告が以下。
【コラム】OS X ハッキング! (284) 番外編: iPhone 3Gの販売方法について、その後 | パソコン | マイコミジャーナル

そこに掲載されている、ソフトバンクモバイル広報部からの回答の一部を引用。

iPhoneの発売に際して、 ごく一部の店舗にて不適切な販売が行われたとの報告を受けており、 当該店舗に対し、改善への指導を行っております。

それ以外の質問へのご回答 各代理店に対しては、適正な販売を指導しておりますが、 不適正な販売が行われた場合には、厳重に指導してまいります。

これを読んでから出かけたので、もうそういう「不適切な販売」は行なわれてないと思ったのよねえ。

現状、販売される台数より、欲しい人の方が多いわけで、そういう中でこうやって足元見られて対応されるのは当然不愉快なのだけど、それより何より、こういう店員イジメみたいなことをしなきゃいけないのが、本当に嫌。
「Wホワイトを強制する」っていうのは、「上」からのお達しなわけで、アタシの応対をした店員が決めたことじゃない。
その店員を相手にゴネる(ゴネてるわけじゃなくて、正当な要求をしてるのだけど)のは、本当に気分が悪い。

以上、購入時の話でした。

そんな嫌なことは忘れて、iPhone、たいへんに素敵です。
そのあたりのファーストインプレッション(第一印象)等に関しては、またあとで。

追記

その後、契約プランを確認したら「Wホワイト」ではなくノーマルな「ホワイトプラン」になっていたという不思議な現象については以下。
こらない - iPhone購入時のWホワイト強制のつづき

コメント