こらない

2008-08-05(火)

「iPhone、どう?」に答える(iPhone使用10日目くらい)

「ユウゴくん、iPhone買うんでしょ?」が、「ユウゴくん、iPhone買ったんだ? どう?」に変わった。
答えとく。

iPhoneは、あーゆー形の新しいMac。
アタシにとっては、この言い方がいちばんシンプルで理解しやすい。

16GB版の一括購入価格は8万円。
新しいMacが8万円。
そんなもんかなーといった感じ。

Macを買うと、メールソフトやウェブブラウザ(Safari)、アドレスブックやカレンダー等が最初から入ってる。
楽曲管理のiTunesや、あるいは天気を見るようなウィジェットとかっていうのも、最初から「Mac OS」に付属してる。
これに加えて、ExcelとかPhotoshopとかLogicとかが必要な場合は、パッケージを購入してきてインストールする。

iPhoneもこれと同じ。
買ったばかりの状態で、とりあえずメールソフトとかカレンダーとか、用意されてる。
あと、「通話」もできる。
で、ゲームとかToDo管理ソフトとかが欲しければ、App Storeから探して購入して(無料のものも多い)、インストールする。

なので、「パソコンって何ができるの?」と言われて、「何って言われても…、インストールするソフトによって、音楽製作環境にもなるし、映画だって編集できるし…」と困るのと同じように、「iPhoneって何ができるの?」と訊かれると困る。
困んないけど、そういうこと。

そしてもうひとつMacと同じなのが、初期バージョンの不安定さ。
Mac OSは、Mac OS Xという新しい世界に入ってから、10.0、10.1、10.2、10.3、10.4ときて、現在のバージョン10.5。
バージョンがあがるごとに、どんどん安定していった。
初期のバージョンは、「設計自体は素晴らしい(ように思える)のだけど、ひとつひとつが不安定で、理想は分かるけどそれが動かないんじゃダメじゃん!」ってことが多かった。

現状のiPhoneもそれとそっくりに見える。
ちょっと無理をさせるとSafariが落ちる。
ちょっとバッググラウンドで何かすると、文字入力が耐えられない重さになる。
でも、Macユーザは、これらがほどなく解消されることを知ってる。

どこかにも書いてあったけど、この「ほどなく解消される」っていうのが、携帯電話の世界では新しい。
OSをバージョンアップさせることによって、不具合が直ったり、新機能が追加されたり、体感処理スピードが上がったりしていく。
今は不便に思える部分でも、来月には解消されるかも知れない。

アタシはこれまで、携帯電話をまったく活用してこなかったので、それらとiPhoneを比べることはできない。
けど、「今までの携帯電話より、もっと素敵な機能を持ったiPhone」として捉えると、かなりあちこちで「これのどこがそんなに大騒ぎするようなものなの?」ってなると思う。

「あれは、通話機能のついたMacなんだよ」っていうのは、どちらかというと揶揄として言われているっぽいけど、いや、思いっきりそのまま「持ち運べる新しい形のMac」だと思う。

「パソコンって何ができるの?」に対しては、「例えばね…」とあれこれの事例をあげて説明ができる。
けど「iPhoneって何ができるの?」の答えの中身は、まだまだこれから。
そこがすごくわくわくする。
少しの間は、「iPhoneでExcelを編集する」みたいな、パソコンの置き換えみたいなものがちょろちょろと出てくるだろうけど、そのうち「なるほどそうきたか!」といった、「携帯機器+常時接続+各種センサ」ならではなものが出てくると思う。
わくわくする。

おまけに、MobileMeというサービスによって、自宅の複数のパソコンとウェブとiPhoneにおいて、あれこれのデータが数分のタイムラグで同期される環境もある。
現在は、アドレスデータとカレンダーデータくらいだけど、これもiPhoneのオプション機能と考えると、さらに想像は広がる。

この流れでいくと、「iPhoneって、いい?」みたいな質問って、「パソコンって、いい?」と同じ、ってことになるのか。
「パソコンって、いい?」って訊かれても答えにくい、と。

iPhoneを使い始めて2週間弱。
なんかすでに、「あって当然」みたいな存在になりつつある。
自転車で5叉路にぶち当たった際に地図とGPSで確認したり、iPodで音楽を聴いたり、通話をしたり、メモととったり、スナップ写真を撮ったり。
ウェブ経由で、お店の定休日や営業時間が調べられるのも重宝。

そんな感じです。

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