こらない

顔認識機能がついたアップルの画像管理ソフトiPhotoの最新バージョンをインストール。

初回起動時は、ライブラリのアップデート。
全部で1万5,000枚ほどあるので、何時間かかるだろうと思ったら、数分で終了。

続いてそのまま顔認識がスタート。
全部の画像を解析してるみたいで、こちらは「残り240分です」とか。
4時間かよ。

実際は4時間もかからなかったと思うけど、でもこれ、解析中も他の作業は可能。

解析終了。
さっそく「人々」ってところを見てみる。

写真を選んで「名前をつける」をクリックすると、確かにそこに写ってる顔のところに四角い線が現れて、名前の入力を促される。

「サカイユウゴ」と名前を入力。
これでひとり登録完了。

すると「サカイユウゴは下の写真にも写ってるようです」と、たくさんの写真が列挙される。
すげえ、サカイユウゴの写ってる写真だらけ。

ここで「名前を確定」ってアイコンをクリック。
すると、今度は、それらの写真の「顔」の部分だけを抽出して見せてくれる。

こんな感じ。

サカイユウゴだらけ

そうやって確定すると、さらにその情報を元に「これも“サカイユウゴ”？」と訊いてくる。
暗かろうと、ピントが合ってなかろうと、髪型が違ってようと、帽子を被ってようと、横顔だろうと、サングラスをかけてようと（！）、動画だろうと（！）お構いなし！
すげえ！
何これ！？

ここで、顔写真をクリックしてやれば確定される。
あるいは、ドラッグして矩形選択してもOK。
間違えて確定したら、もう1回クリックすれば非確定に。
すごく楽チン。

これを数回繰り返すと、だいたいほとんどの“サカイユウゴ”を引っぱってきてくれる。

次にまた適当な写真から、適当な人物を選んで名前を入力。
「白塗り＋おかっぱ」はやっぱり難易度が高いかしら。
そうそう、そっちがゆきんこ、いやそっちはもっちゃん、それは夕沈さんなんだなあ、いやいやそれは石丸さん。
…とかやってると、だんだんと判別されるように。
おおー。
というか、普段の顔で認識させた後に、舞台メイク写真も認識してきやがる。

双子はさすがに、ねえ？
と思ったら、次第にあかねさんとうつおさんを区別するように。
なんてこと。

いや完璧なわけじゃないです。
間違いも多い。
「なんでこれが同一人物だと分かった？？？」と驚くことも多いけど、「それが分かって、なんでこれが分からんのだ！」と思うのも多々。
けど、どちらかと云うと、圧倒的に驚きの方が大きい。
びっくり。

「じゃあこれは？」「じゃあこの人は？」って、もう止まらない。

誰もいないところを顔と認識することも、ないわけじゃないけど、ほとんどないなー。

ぼやけてても暗くても探してきちゃうので、アタシも気付いてなかったところに映り込んでる人もたくさん拾ってくる。
おかげで、そんなに親しくないはずの人の写真がなぜか大量に集まってきたり。

公演終了後に集合写真を撮ったりしてて、1枚の写真に30人とか40人とか写ってるんだけど、そゆのはちょっとだけ時間かかる。
けど、それらにもどんどん名前がついてく。

そいえば。
昨年くらいから舞台の写真を撮ったりしてて思ったのだけど。
写真に収めやすい人、やたらとフォトジェニックな人というのがいて、そういう人の写真が増えるというのはある。
それとは別に、自分の好みの特定の異性の写真があからさまに多くなるのね。
「しまった、このままだとバレる！」って、慌てて削除して枚数減らしたり。
その人を意識的に撮影して多い場合もあるけど、無意識に多い場合もあって、「ああ、アタシこの人のこと気に入ってるんだなあ」って気付いたり。

どっちにしろ削除してるので、それらの偏りは解消されてるはずなのだけど、数年分の顔写真を集めてくると、またそれらの傾向が浮き彫りに…。
特定の人じゃなくても、自分の好みのタイプがあからさまに…。
でも、おかっぱ率が異常に高いのは、アタシのせいじゃないはず。
そもそも周りにおかっぱ女子が多いんだもん。
好きですけどね。

とりあえず、ざざーっと116人の名前を登録したのだけど、これ、グループ分けしたいなあ。
というか、アドレスブックと連携するべきだよなあ。
そんなこと、もう考えてると思うのだけど、どうなるかなあ。

もひとつ気になってた機能。
Flickrとの連携。

写真を選択する画面の下にFlickrのアイコンがある。
写真を選択してそれをクリックすると、初回は認証があって、次からはFlickrへアップロードされる。
アップ時に選べるのは、「公開範囲」と「写真のサイズ」のみのよう。
タグやタイトル、メモあたりはiPhotoに入力したものがそのまま反映されるもよう。
あと、個人的には要らない機能なのだけど、一括アップの単位で、自動的にFlickr上に「Set」が作られてしまうみたい。
普通は、なんらかの写真群を「公開」したくてアップするのだろうから、その方が便利か。
アタシの場合、ぜーんぶの写真をFlickrにアップしてバックアップ代わりに使ってるから、こんなに「Set」が作られるのは困るのだけど、まあ仕方ないか。

さすがに、Flickr上でタグ等を編集しても、iPhotoには反映されなさそう。
「なさそう」じゃなくて、確認しとくか。
…ん？
反映された？
されてる！
うわっ、Flickrと連携してる！
なにこれ。
iPhoto上からFlickrにアップロードしたものに関しては、きっちり同期してる！
ブラボー！
素晴らしい！
ああ、素敵。

顔認識とFlickr連携に関して、もひとつ書きたいことがあるのだけど、長くなったので、また改めて。