こらない

2009-03-01(日)

インド音楽の夕べ

高校の同級生のちまちゃんから「間違えてチケット2枚取れちゃったから、いかが?」のお誘いを受けて、インド音楽演奏鑑賞+イタリアンディナーへ。

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インド音楽というからシタールとかバンスリかと思ったらエスラジという珍しい楽器。
東インドの方の古い楽器らしく、シタールを小さくしたような形で、弓でこすって弾くもの。
そしてタブラとタンプーラが入って3人での演奏。

  • 向後隆(エスラジ)
  • 立岩潤三(タブラ)
  • 赤根彰子(タンプーラ)

インド古典音楽。
1日のうちの特定の時間、あるいは季節ごとにラーガがあって、それに則った演奏を行なう。
日没のラーガとか夜明けのラーガとか。
即興で奏でられるインド古典音楽に於いて、ラーガっていうのはメロディのことではなく、即興の際の規則とか枠組みみたいなもの、たぶん。

この日タンプーラを弾いていたのが、ヨガの先生らしく、お客さんはその先生の生徒さん達が占めていた様子。
ホットヨガブーム以後に出てきた人とかではなく、古くから活動している方で、インド政府公認のヨーガ講師、とのこと。

ということで、その先生の出版物を手に取ってみると、あら、アノニマスタジオ。
奥付をみると、丹治さんの名前。
まあ。
「すごくお世話になったんですー」と赤根先生。

アノニマスタジオは、素敵な本をたくさん作ってるのだけど、高山なおみさんの本が有名かしら。
アノニマスタジオ

いやまあ、いろんな偶然、というかつながりがあるものだ、と思ってたら。

終演後にタブラ奏者の立岩さんと話している際に。
「いやあの、友人がシタールをやってて…」とアタシ。
「誰に習ってたんです?」
「アミット・ロイさんに」
「その友人ってもしかして…」
というわけで、アタシの友人と立岩さんは旧知の仲であることが判明。
などと云ってたら、ヨーガの先生もアタシの友人をご存知で、ご存知も何もサンスクリット語を教えてもらったりしてたそうで、なんだみんな知り合いだったのね、ということで、ひとしきりまことちゃんの話題で盛り上がる。
「10年くらい前に、一緒にステージに立ったことがあって、それが僕のデビューだったんです」
「それって、下北沢の…」
「北沢タウンホールです」
「それ、アタシも観に行きました」
「えー!」
世間は狭い。

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