こらない

2009-04-22(水)

料理家と料理レシピと料理本のまとめ

料理レシピ本も、儲からないのかな?とか書いた流れで、料理家の好き嫌いの話。

どうもね、料理家自身に対する「好き嫌い」と、その料理家の作る料理に対する「好き嫌い」が反比例してるのよ・笑。
そんなにたくさんの料理家を知ってるわけでも、そのレシピを試したわけでもないのだけど。

今につながる料理本の流れって、栗原はるみからスタートってことでいいのかな。
や、あんまりよく分からないけど。

栗原さんの『ごちそうさまが、ききたくて。』と、続編の『もう一度、ごちそうさまがききたくて。』は、今でも出番の多い本で、特に『もう一度』の方の「うちで人気のおかずトップテン」は、はずれがなくてどれも美味しい。

けど、栗原さんのことはちょっと苦手。
苦手なんだけど、やっぱり栗原レシピは好きで、『栗原さんちのおやつの本』の出番もすごく多い。
アタシがよく作る例のあれとかそれとかは、この本に載ってます。

もっと分かりやすい例が、グッチ裕三。
いつからかテレビで料理を作っているのを見かけるようになって、その番組を見るたびに、なんかやだなーと思って。
人となりが。
苦手というより嫌いに近い。

ただ、「ほらこんなに簡単」と言ってるそれが本当に簡単そうで、しかも旨そうなんだな。
アタシが20歳前後にひとり暮らしを始めた際に、『セイシュンの食卓』って本が本屋に並んでいたのだけど、それを思い出すようなレシピもあれば、それよりもうんと美味しそうなものもいろいろ。

『セイシュンの食卓』の著者による『異国のメシーる』っていう本もあって、まだ今ほどエスニックレストランもなくエスニック食材も手に入れにくい時代に、代替品を使いながらわくわくして作った覚えが。

同様に、仲屋むげん堂の『ひとり暮し ごはんの友』にもお世話になった。

おお、なんか懐かしいな。

閑話休題。
で、そのグッチ裕三のレシピ。
メモるまでもないようなものも多いので、さっそく試してみると。
そうすると確かに美味しいんだな。
というか、作る前から美味しいことが分かるようなものも多い。
「それとそれを合わせたら、旨いに決まってるだろー」と。
「でも、その組み合わせは思いつかんかったわー」と。
上手いなー、と。

とか書いてたら、上記のベスト本、ちょっと欲しくなってきた…。

逆の例でいくと、高山なおみさん。
高山なおみさんのことも好きだし、高山なおみさんのことを好きなような人も好きだし、高山なおみさんの料理に対するスタンスとかも好きなのだけど、そのレシピを試してみようとはあまり思わない。
塩豚さえも試してないので、何か判断できるような立場じゃないのだけど、でも逆に言うとそれさえ試してないほどモチベーションが上がらない、とも。

高山なおみさんの『諸国空想料理店』と『帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。』、どちらも文庫化されてるんですね。

お腹すいてきた。

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