こらない

2010-12-08(水)

引っ越し報告

数週間前に、引っ越したのでした。
記録がてらまとめ。

条件

引越し先の条件は、

  • 今より家賃の安いところに(そのための引っ越し)。
  • 風呂/トイレ別。バランス釜不可(フルオート風呂だとうれしい)。
  • ベランダ欲しい。
  • 真南向きとは言わずとも、南西とか南東とか、「いちおう南向き」であって欲しい。
  • リビング的な部屋と寝室的な部屋、2つに分けたい(ワンルーム微妙)。
  • 駅から5分以内。

くらいだったかな。
片頭痛の関係で、職場からのタクシー帰宅が可能な場所、ということでそこそこ場所が限定されてくる中での選択。
「駅から5分」というのも、そんな関係。

物件探し

第一希望の場所の最寄り駅で降り立ち、適当に目に入った不動産屋へ入店。
アパマンショップ。
アパマンショップは、不動産屋というより仲介屋、ということは入店してから知った。
でも、結果的にはそれで良かったのかもなー、と後から。
自分のところで物件を持っているその土地の不動産屋へ行けば、そこが持ってる「まだ流通させてない掘り出し物件」がある、んじゃないかと想像するのだけど、まあでも。

そのアパマンショップで、店員さんの主導でまずは「探す場所」決め。
勤務地やよく行く場所のことを話しているうちに相手から出てきたのは、まったく候補になかった、降りたこともない駅名。
でも、説明を聞くと、なるほど自分の生活スタイルからすると、ものすごく便利そう。
しかも、もともと自分が候補に挙げていた場所よりも、家賃相場が低いらしい。

場所と条件が決まれば、あとはどんどん候補を出してもらうのみ。
もともと予算が低くて、それでいて条件がそこそこなので、出てくる物件も少ない。
というか、こちらが出してる条件というのは「最低条件」なわけで、1つでも条件に合致しなければ、却下するのみ。
やっぱり、家賃が低くてそこそこの広さを求めると、バランス釜になるみたい。
それを避けると、もう全然出てこない。
結局見つかったのは1件のみ。
実のところ、微妙に予算オーバだったのだけど、どうやら仕方なさそう。
「駅から5分」という厳しい条件もつけてるし。

というわけで、そこに決定。
たくさんの不動産屋をめぐる予定だったのに、結局1件目で決めちゃった。

引っ越し業者選び

以前引っ越した際(6年前)に利用した引っ越し業者へ連絡して見積もりに来てもらった。
手元に前回の見積もり書があるので、それを元に交渉開始。
前回より家具も荷物も減っているので、前回より安くなって当然、の目論見。
引っ越し時期も前回と同じだし、距離も大きくは変わらないので、イケるはず。

なのだけど、交渉は難航。
どうも、前回の見積もりが「大間違い」らしく、どこをどうひねっても、前回と同じ見積もり額にならないもよう。
ちなみに、引っ越しの見積もりって「本棚×3、テレビ×1」とかって細かくやってるけど、あんなのどうでもよくて、何トントラックを使って、何人で作業するか+移動距離、だけで決まる。
つまり、人件費とトラック代。

結局1時間くらい交渉して、お互い気持ちよく着地点を見つけて決着。
前回より払う金額は上がったけど、代わりにあれこれ引き取り処分をしてもらうことで相殺。
気分的には前回より下がった感触なので、よし。

引っ越し準備

引っ越し先は、狭くなる。
平米で計算すると72%、ということは3割近く狭くなる。
すべての荷物を持っていくのが不可能なのは分かるのだけど、果たしてどれくらいなのか。

ということで、以下の間取りソフトでシミュレーション。

物件下見の際に、壁から窓からドアから風呂から全ての寸法を克明に記録(壁の厚みとかもね)してきて、その数値を上記のソフトへ入力。
3Dで表示できたり、実際の自分の目線でウォークスルーな確認ができたりで、ものすごく便利だった。
便利というよりも、これがなかったらアウトだった。

シミュレーションして分かったのは、「そんなにたくさん書籍は置けない」ということ。
結局500〜600冊ほど処分。
本は過去に何度か処分していて、残っているのは「それでも手放せないもの」だったはずなのだけど、だからこそその中から処分対象を決めると、芋づる式に「あれも処分するのなら、これも」となり。

段ボール梱包もある程度終わったように思えてから、出てくる出てくる細かいもの。
あちこちからやたら出てきたのは、過去の手紙類と、カセットテープとビデオテープ。
うーん、捨てにくい。

困った存在といえば、壊れたパソコンとハードディスク類。
どちらも中に大量のデータが眠っていて、捨てにくい。
これに関しては、最終的には以下を利用した。

いきなり送りつければ終了(送料のみ自分持ち、それ以外は無料)、という不用品回収サービス。
「回収したパソコンは、データを完全消去します!」というのが全面に押し出されている。
無料で証明書も発行してくれる。
自分の目の前で破壊してもらわない限り、結局のところ信用するかしないか、って話なのだけど、もうこの際。
パソコンついでに、ブラウン管テレビやレーザーディスクプレイヤ、その他もろもろの機械類をまとめて処分しました。

その他、水道、ガス、電気等はすべてウェブ上から。
これらはかなり差し迫ってからでもなんとかなるけど、なんともならないことが多いのがインターネットプロバイダ。

Yahoo!BB ADSL 12MBを利用していて、引っ越し先でもそのまま、の予定だったけど、調べてみたら引っ越し先はNTT収容局から遠い。
ADSLは、収容局から遠いと、速度が出なくなる。
距離的に、どうやら、かなりダメそうな予感。
そんなわけで急遽、光にすることに。
ちゃーんと計算したら、光にした場合でも、毎月支払う金額はほぼ同額となった。

引っ越し当日

予定通り梱包作業が進んでいたつもりだったのに、結局最後は徹夜。
引っ越し先で段ボールと段ボールの隙間にうずくまるようにして、ダウン。

退去

退去立ち会い。
思い出したくもない。
隣りが大家さんで、その大家さんと良好な関係を築いてきたのだけど、退去を前にその大家さんが死去。
代わりに退去立ち会いに来たのは初めて会うやくざ風情の男性。
契約時にクリーニング特約もなかったわけで、一銭も払わない(敷金全額返還)心づもりで臨んだのだけど、そんな流れになることもなく。
結局こういうのって、声の大きい人の勝ち、なわけよ。
正統な手続きを踏めば正統な金額に収まることは重々承知だけど、この日限りで手を切りたいという強い願いから、腹立たしい金額でしぶしぶサイン。
それでも1時間くらい言い合ってたんだっけ。
100円単位で交渉することになるとは思わなかった。
「排水管に流れた髪の毛もすべて業者に掃除してもらわないといけない」とか言い出すので、そんなものは生活してれば当たり前のことだと言うと「坊主の人は髪の毛がないからその必要はない。あなたは髪の毛がある」とか言い出して、なんかもうどうでも良くなっちゃった。
声の大きい人の勝ち。
早く忘れたい。

引っ越し後

新居は「鍵はご自身でご自由に」という方式。
そんなシステム初めて。
錠と鍵は、以前に入居していた人のままになっていて、当然鍵は返してもらっているけど、気になるなら勝手に付け替えてください、とのこと。
へー、ということで、ネットで調べて、適当に注文。
ちなみに、錠前の交換は、やり方さえ知っていれば、ドライバ1本で所要時間5分くらい。
すごーく普通のタイプのやつで5,000円くらい、なかなか複雑ないまどきのやつで1万円ちょいくらい。
はりきって、1万円ちょいくらいのやつを注文して、自分で付け替えてみた。

懸念していたインターネットの開通もすんなりと。
無線LAN環境はアップルのTime Capsuleに任せていたので、そいつとフレッツ光のルータと接続して、ちょこちょこっと設定を変更して終了。

新居のいちばんの盲点、というか想像力不足だったのは、収納の少なさ。
以前の部屋には、巨大な(というか普通の?)押入れと天袋、そして廊下もあったのだけど、新居には「衣類かけ」程度の収納しかない。
押入れっていうのはそもそもドラえもんが生活できるくらいの広さがあるわけで、それがないのは痛い。
かなり痛い。
つまりもう「収納しなきゃいけないようなものは処分せよ」ということなのだな、と。

減らしたはずの本も、結局減らしきれてなかったらしくあふれたまま。
こっちのエリアを整理するにはあっちのエリアを先に片付けなきゃいけなくて、それをするにはまずそっちのエリアにスペースを作らないと…、って感じで、遅々として片付けが進まず…。
いやあ、以前より狭い部屋に引っ越すって、こういうことなのですなー。

そしていちばんの誤算は、ガスが使えないこと!
ガスコンロはあるのだけど、完全備え付けで取り外し不可。
ガスの口を増やそうと思っていたのだけど、開栓に来たガス屋さんに相談したら「このタイプは無理(大掛かりな工事が必要)」との判断。
ぐええ。
結構な金額で購入した高級ピピっとコンロ、ガス炊飯器、ガスファンヒータが使えないことに。
うわああぁあん。

住所変更

区役所等での転入/転出届って、時間外受付とかってしてくれないのね。
平日の昼間オンリー。
どういうことなんだろね。

銀行の住所変更手続きをしようと思って、ブラウザからログイン。
第三暗証の入力を促される。
なんと2桁。
そんな暗証番号、覚えてない。
可能性のある番号をだめもとで何度か入力したら、ロック。
あう。
ロックを外すには、新しい暗証番号を郵送で送ってもらう必要がある。
でもその郵送先の住所が…。
郵便局へは転送手続きを済ませてあるのだけど、銀行系やクレジットカード会社等からの郵便は、本人の存在確認を兼ねて「転送不要」で来る場合が多い。
結局、窓口手続き…。

クロネコヤマトも、1年間、無料で転送してくれるサービスがある。
ただし、クロネコメールは転送してくれない。
クロネコメールこそ、転送して欲しいのに…。
ちなみに佐川急便には転送サービスはないもよう。

欲しいもの

引っ越しとは関係ないのだけど、DVDのオーサリング作業を頼まれた関係で、外部モニタ兼テレビ、ということで地デジ対応テレビというのを買った(→こらない - アイ・オー・データの地デジチューナ付きのディスプレイを買ったら便利だった)。
そうなると、レコーダもそれに合わせたものが欲しい。
デジタルビデオカメラがパナソニックなので、それに合わせたものということで選ぶと10万円くらいするみたい(Panasonic DMR-BW890-K)。

高いな、おい。
でもそれがあれば、古いレコーダを2台、処分可能なんだよなあ。

かれこれ20年くらい使ってる洗濯機もできれば。
30年くらい使ってる掃除機も、さすがに。
あまり掃除機の出番はないのだけど、その分なおさらコンパクトなものに替えたい思いが。

以上、引っ越し絡みの話題は、だいたいそんなところかしら。
なんとか年内にはすべての段ボールを開梱したいです。

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