こらない

iPadが発売された頃、「あれ？ 買わないの？」ってよく訊かれた。
そりゃ欲しいさー。
けど未だ持ってない。
切実な必要性に迫られてないから、かな。

いろんな人のパソコンとかインターネットとかのサポートをするハメになったりしてるけど、そういう時にイチから教えたりしてて思ってたのは、パソコンってのは本当にまだまだ、ということ。

完全に用意された機能をそのまま使うんならだいぶマシになってきたかも知れないけど、ちょっと何かしようとするとたいへん。
たいへんというか、急に必要な知識のハードルが上がる。

少しずつ解消されていくしかないのかな、と思っていたら出てきたのがiPad。
iPadは「完全に用意された機能」しか使わせない。
なるほど、それでいいんじゃん。

何かを「作る」際にはパソコンは要る。
だから、パソコンって、改めて「開発」用の機械になっていくんだろうなーと思ってる。

で、私はiPad買わないのか、の話だけど、もちろん欲しい。
けど、やっぱり優先順位は低くなっちゃう。

持ち歩くことを考えると、今のiPadは大きすぎる。
持ち歩くというか、電車の中で使うには、か。
iPad Halfが出ることを望んでる。
これは予想ではなくて、希望。
でも噂を見る限り、そのうち出そうですね。

家にある紙類（書籍、コミック含む）は、全部スキャンしてしまいたいと思ってる。
もう、モノは要らない。

その実現と共に必要になるのがiPad。
スキャンした書籍等をパソコンで見るというのは、なんかちょっと違う。
あれは、iPadがあってこそだな、と思ってる。

なのでiPad欲しいし、スキャンも進めたいけど、でも今日やらなくてもいいんだよねー。
今日やらなくてもいいとなると、進まないよねー。
それでiPadも切実に必要にならないんだよねー。

買ってみないと分からないこと。

使い始めると生活とか考え方が変わるもの、ってある。
VHSビデオからハードディスクレコーダに変わったら、完全にテレビ視聴スタイルが変わった。
あと、ティファールの湯沸しポットも、それ以前と以後でちょっと変わった。

iPadってどうだろう。
「iPad以前は、こんなこと、しようとも思わなかった」みたいなことってあるかな。