こらない

2008-05-13(火)

近隣へ挨拶

tigerbutter | 東京大空襲にまつわる怖い話を読んだ。
コピペされた内容は、怖い話ではなく、空襲被害者が花火を楽しめないという悲しい話。

そこにあった、

祖母宅は神宮外苑近く。
神宮外苑の花火の時は主催のスポーツ紙がお菓子持って一軒一軒挨拶まわりしてる
神宮の花火は「火の粉が降ってくる高さ」で上げる(要は低い所で爆発する)ので、
表向きは、屋根や壁に燃えカスがふるし、音がうるさいから迷惑おかけします
って挨拶だけど、
祖母宅近隣の戦争経験してる人は「焼夷弾を思い出す」ので、それに対してのお詫びらしい。
それでも毎年必ず抗議する人もいるし。

を読んで、へえー、と。

先日のチェロ坂本さんの野外ソロ公演の際も、ドーム建築監督の人から「ご迷惑おかけします、と一筆書いて、チラシと一緒に近隣の住宅をまわるように」とお達しがあった。
実際はその「近隣」が間に木々があったりして思ったより遠かったので、実施されなかったのだけど。

アタシがたまにお手伝いする劇団でも、公演前に近隣に「大きな音を出すことがあるかも知れませんが、何とぞよろしくお願いします」ってまわるって聞いたなあ。

アタシがよく行くライブハウスも、開店当初、近隣への挨拶まわりは当然のこと、買い出しや仕入れは全て近隣の店を使うとか、ご招待をするとか、いろいろと手をかけてきた、というのを人づてに聞いた。

あと中学の時に学区内にヤクザの家があったけど、そこに出入りする人々も、近隣の住民とすれ違う際にはきちんと挨拶し、何かあると「ご迷惑おかけしました」って飛んでくる、って言ってたなあ。

どれも全部「そうしないと、すぐに警察に通報されてしまう」ので、当然といえば当然なのだけど、劇団とかライブハウスとかヤクザとか、多くの人から見たら「何やってんだか分かんない」ような人が、きちんと仁義を通してる(?)ってのは、なんだ、その、いやまあ、長く続いてるところは長く続いてるなりにいろいろやってるんだなー、と。

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  • update: 2008-05-13

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