こらない

2008-07-28(月)

iPhone 3G使用3日間での雑感

7/25にiPhone 3Gを入手して、週末3日間ほど使ってみた雑感。

「あれこれできる携帯電話」というくくりより、「新しいMac」と捉えた方が分かりやすい、というのは正解だったなーと。
持ち歩ける、新しいインタフェースのパソコン。

いろいろ使ってみた中でのざっくりとした印象としては、完成度がちょっと足りない、という感が。
というのも。

iPhone上で、メールソフト、ウェブブラウザ、通話、アドレス帳、地図ソフト、写真管理、内蔵カメラ、世界時計といった、いろいろなソフトが動く。
それぞれ素晴らしい。
画面を指でタップしたりスライドさせたりするマルチタッチ操作も、本当に素晴らしい。
そういうものが動いているOSというものがあって、そこに思想やルールがあって、それが統一されていて、iPhoneを形作っている。
それは本当にブラボー。

けど、その基本部分がまだちょっと弱く感じる部分がいくつかあって、それが「完成度がちょっと足りない」につながる。

例えば文字入力。
ここでもマルチタッチを考慮した新しいアイデアの入力法が用意されていて、そこはもう「新しい入力法」というのが出てきたことだけでも楽しいしうれしい。
けど、これ、頻繁に「重く」なるの。
文字入力の際に、「ちょっと」待たなきゃいけない。
せっかく素敵な入力法が複数用意されているのに、こんなところでもたついていては、文字入力をする気が失せる。
すごく残念。

そしてSafariによる、ウェブ閲覧。
表示の拡大/縮小の操作が苦にならないので、本当にパソコンと同じようにウェブページを見ることができる。
素敵。
なのだけど、そのSafariがたまに落ちる。
落ちちゃだめだよー。

そういう基本機能に弱い部分があるために、たびたび「んもう!」ってことが起こる。
そういう意味で「完成度がちょっと低い」。

逆に、先に書いたように、あれこれのベースの設計という部分はよくできてる印象で、この先あれこれのソフトが追加されたり機能が追加されたりが楽しみ。

書いてて思ったけど、やっぱりこれ、新しいMacだ。
OSと、そのOSの機能を紹介するためのいくつかのサンプルソフトが入ってる、と考えると、しっくりくる。
そして、そのOSの基本的な機能(さっき書いた文字入力とか)が、まだちょっと不安定、なんてのは、Mac OS9からMac OS Xに以降した頃を思い出す。
Mac OSって、最初に出た頃は、足りない機能や不安定な機能がてんこ盛りだったのだけど、その後どんどん強固に堅牢になっていき、おまけにどんどん動作が快適になっていった。
とするなら、この先iPhoneも、OSのバージョンが上がるに従って、どんどん上記のような不安定要素が消えていく、と期待。

そういうわけなので。
「iPhoneって何ができるの?」という質問は、そのまま「パソコンって何ができるの?」と等価だなあ、と。
iPhone用に、App Storeというのが用意されたのだけど、そこには世界中の人が開発したさまざまiPhone用ソフトがアップされていて、それを好きにダウンロードしてiPhoneにインストールできる。
無料のものもあれば、有料のものも。
絵を描いたり、作曲したり、メモを管理したり、または郵便番号を検索したり、乗換案内を調べたり、あるいはゲームだったりメッセンジャだったり。
iPhoneだけでは、通話とメールとウェブ閲覧しかできないけど、上記を組み合わせれば、「iPhoneで出来ること」は無限大。

あ、なんか「雑感」というのとはズレてきちゃった。

iPodみたいな携帯プレイヤってのは、iPod以外にもいろいろあった。
iTunesみたいな、パソコン上で楽曲を管理するソフトというのも、他にいろいろあった。
あるいは、オンラインで楽曲を販売するサービスも、他にあった。
で、アップルがそれをきれいな形で統合した。
なんかiPhoneもそれと似てる感じがする。

いかん、また熱く語りそうになってきたので、ここまで。
もっと具体的な使用感みたいなのは、のちほど。

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